のっぽのハム2015/03/12 11:37

今日までハム談をいたします。

さて、長身なハムハムさん。
写真に写り込んでいる回し車は、ジャンガリアンのわりに背丈のあるハムハムにフィットした車で、老体になって足腰が弱くなる寸前まで愛用したものです。

当時、静かなホイールが出回り始めていたのですが、大人になってぐんと背丈が伸びたハムハムには、スモールサイズは小さすぎるし、けれどラージサイズだと大きすぎるし・・・ほどよいサイズのものを探した時期がありました。

人間のように、S/M/Lとサイズがあると探しやすいのですが、回し車は S寄り/L寄り みたいなサイズ展開なので、今でも選ぶ時に時々、「どっちもどっちだな〜」ってなることがあります。
時々個体によって「サイズが合っていない感じだなぁ〜」と・・・。

とはいっても、最近は回し車が完全に進化して、探す苦労はなくなっていますね。

話は戻って、
結局、ハムハムさんの体に合うサイズが、この旧式の回し車でした。これが静かに回るように、回転軸に糸をかませて、油を染み込ませ、「お手製サイレント風回し車」に改良して、使い続けました。

回転軸がむき出しですから、機械油ではなく、食用油を使うわけですが、ハムハムさんはこの回転軸のあたりから漂ってくる香りに、最初の頃、猛烈にこだわっていました。

食用油/タコ糸&飼い主の手の匂い   
3セットの香りに、どんなイメージが膨らんでいたことやら。
(多分食べもの)

夜中に、回し車がガチャガチャいいながら回りはじめたら、回転軸に仕込んだ食用油&糸の仕掛けが、食いちぎられて落ちている、というのが常で。

糸を飲み込んだらいけない、と思って、途中から紙でコヨリを作って、糸のかわりに紙ヒモのようにして使いました。
「これは食べられません」と納得して諦めるまで、根気よく、です。

回し車がうるさいなら、ケージを遠くに置けばいいのでしょうが、自室にケージを置きたいがために、好きで深夜のハムハム騒音対策をやっていたのでした。

で、ハムさんが「これはつまらないものだ」と飽きてからは、回転軸の静音対策がイタズラされることもなく、長身ハムハムの夜ごとの回し車の音は、静かになりました、めでたしめでたし。


お話しついでに、コヨリ。
紙にも、ちり紙にも、破れやすい方角と破れにくい方角があります。
破れにくい方向を確かめてから、コヨリを作ると、丈夫な紙紐ができます。(その細さに耐える範囲での丈夫さです)
とっても小さなことですが・・・小さな動物たちと暮らしていると、たまに、コヨリが役に立つことがあって便利です。

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”運命のホイール” の記事に続いて、内容が重なりますが、今回記事に書いている旧式の回しぐるまも、今は販売されていない気配です。今は選りすぐりの良いホイールが市場に出回っています。ずっとベアリング式のホイールを購入するようになっていましたので、今回、久々に回し車の他のタイプをチェック・・・していたら、ハムスターを迎えに行きたくなっちゃいましたよ。
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