春の疑惑2015/03/18 14:05

プルモナリアの一番乗りがポツンと咲きました。
我が家でこの花が咲くのは2度目です。
株の中でも、植木鉢に植わっている一番小さい苗が、咲き急いでいるみたいに次々と蕾をつけています。

他の株は地植えになっていて、やっと土の中からえっちらおっちら、出てこようとしているところです。
昨日今日と急に暖かくなったので、焦ってワッセ〜ワッセ〜やっていそうですね。

半日陰のエリアが広い庭なので、日陰や半日陰、湿り気を好む植物には住みやすい環境のようです。

3年前植え付けたプルモナリアたちは、無事に根付いてくれている様子で、昨秋は、枯れて地上から姿を消す前にネームプレートを立てて回ったのでした。

そう、プルモナリアたちはネームプレートのおかげで “難を免れる組” に入れたのです。

このネームプレートは、冬の間にムギっと踏んでしまわないように、というのもありますが、「ここ、空いている」と穴を掘って、別の植物を植えてしまわないためにやっています。

最近も、むくむくと土を割って出てきた植物たちを見ていた時に、「もしや、あの時のあれは、休眠中のオダマキの根?」と、やっぱり毎年恒例の「春の疑惑」が浮上したのでした。

“地上部が枯れる組” にとってネームプレートは死活問題ですね。

・・・そもそもの原因はモグラだ。
(何かのせいにしたい)
モグラが活発になってきて、地下走行が激しくなってくると、地面にさしてあるネームプレートはあっちこっちを向いたり、倒れたり、時には埋もれたり。

モグラが地上面を時々ブルドーザーするのも困りものですが、一番やっかいなのは地下活動のほうです。
地上に与えるダメージが「ひそか」ですから。

じわじわとネームプレートが横を向いていく、ゆっくりゆっくり沈み込んでいく、もう、夏の終わりにはネームプレートが放置された墓地のようになります。
そうそう、若木だってだんだん傾いていきますから、ネームプレートなんて軽いものですよっ。

モグラのご飯になる生きものも集まっている、という「良いおしるし」かもしれませんが、ウカウカできません。

花壇周辺の地下には、モグラ一族の娯楽施設でも作られているのか? と思うくらいに、花壇全体の土が大きく小さく、ゆわんゆわんと波打ったみたいな形になります。
2〜3ヶ月くらい花壇を録画撮影して、早送りしたら、きっと水のように土がゆ〜らゆ〜ら揺れている様子が見られるかもしれませんね。

そろそろモグラも目を覚ます頃。
モグラの出入り口もあちこちに開く頃。

毎春の、
今年はアレが芽吹かなかったなぁ、なぜかな? またやったかな?
「消えた植物たちと春の疑惑」は、モグラを共犯に認定だ〜。