夢見る十月桜2015/03/31 12:40

十月桜が春の桜を咲かせました。
昨日の朝の写真ですが、夕方にはさらに2つ花が開いておりまして、これから開くつぼみも続々と膨らんでいるところです。

この十月桜、昨年は12月下旬あたりまで花が咲いていましたが、いったんお休みになった後、春になってつぼみが急速に膨らんできたのは、この10日ほどのこと。

晩秋に咲いた花よりも、今咲いている春の花のほうが桃色で、花全体の雰囲気が違っています。
細かく言うと、晩秋〜初冬にかけて咲いた花は、もっと白くて花のサイズも今春のものより微妙に小さめでした。
今咲いているのは、ほんのりとピンク色で、花も冬よりは大きめですし、とくに、つぼみの色は濃ゆいピンク色。

何せ、十月桜が我が家に来てから、やっと半年を過ぎたところですから、話に聞いていても、結局見て驚くことが多いのでした。
なので、今春のつぼみには、これから何が起きるのかなとワクワクさせられましたよ。

そして昨日、パクパクッと咲いた花を見て、冬と雰囲気が違い過ぎるので、期待以上に刺激を受けて、すっかりこの木に惚れ込んでしまいました。

この桜は、秋と春で表情を変える不思議な力を備えているようですね。
(12/1 12/19 の記事に、しょぼい写真ですが晩秋の花の様子を掲載しています)

久々に登場した十月桜ですが、実は1ヶ月ほど前、庭に訪れた方がうっかりこの植木鉢を倒してしまって、5本あるメインの枝のうち大きめの1本が、幹から根こそぎ折れてしまいました。

すぐに気づけば良かったのですが、まさか、そういう折れ方をしているとは思っていなかったので、異変に気づいたときには1本諦めなければなりませんでした。

盆栽風だと、枝1本を失うダメージは大きいですね〜。
ガーンときた後、3分間くらいガックリうなだれてしまいました。

……まっ、これも運命。
すぐに気を取り直して、「十分いけてるよ〜」と十月桜に声をかけて、はからずも新しくなったボディーで春の開花を楽しみに待ち続けたのでした。

なので今春から、我が家の十月桜は4本枝で登場します。

ところで、えらくロマンティックなピンク色の花を咲かせてくれたね〜っ、と写真を撮りましたら、たまたま1枚だけ、幻想的な撮れ方になりました。
ほんわ〜として春っぽかったので、今回はその写真を掲載することにしました。

紗がかかると、十月桜が夢を見ているようでいいですね。

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