咲いたらおやつ/三時草2015/05/14 19:39

三時草の花が咲いています。
この植物の名前と、その名の由来を知ったのは、ほんの3日前のことでした。

3〜4年前、多肉植物にはまっている近所の人に、勧められるままに多肉植物をバラセットで10ポット購入して、その中に名無しで混じっていたのがこの植物。
しかも、その時買った多肉植物の中で、生き残ったのは、この三時草だけでした。

多肉植物を育てるのがなぜか不得意です。

買っても生存確率が1〜2割と低く、今、庭で生き残っている多肉植物って、バキッと折れてもすぐに根を生やすような、強い再生能力を持つ種類ばかり。
土が乾燥している勝手口周辺に、グサグサさしておけば、茶柱のようにすっくと立ち上がる、ツワモノ揃いでございます。

なので、生き残り組みの多肉植物のメンバーは、もう15年ほど同じ顔ぶれでして、飽きるといえば飽きる?
頑丈だし、何もない殺風景なところに彩りを加えてくれるし、砂漠緑化の強化チームっぽくて、置き換えが効かないのでした。

そんな、屈強な多肉植物しか生き残れない庭で、この三時草はどうしてまた、無事でいられたのでしょう?
ちなみに、あの時一緒に購入した他の9ポットは、寒さに弱い種類だったのか、冬場に次々と萎びれてダメになりました。

その中を生き残ったのですから、三時草はかなり強いってことですね。

でも、「花友」のお付き合いとはいえ、知っていながら苦手な植物に手を出して、たくさん死なせたことはショックでした。
唯一生き残った三時草を前に思ったことは、「放置可愛がり」にして、下手に手を出さないほうがこの植物のため、ということ。

なので、最初に植えたままの鉢の中に、今春まで入っていたのですが、いつまでも怖がっていちゃいかん、と思い直して、植え替えを決行。

すでに3回りは大きくなっていたので、恐る恐る、植木鉢の土を更新したら、株がいくつも分けられるくらいに育っていて、謎の多肉植物への警戒心が和らいだのでした。

ほっとした勢いなのか、妙に嬉しくなりまして、久々に多肉植物(強そうな)を、浮かれて1ポット買ってしまいましたし。

ということで、多肉植物にしては花がよく咲く三時草。
“三時頃に咲く” って、ずっと知らなかったわけですが、自宅で仕事をしている都合で、たまたま疑問に思わずに済んでいたのだと思います。
さて、この三時草の事実を知ってしまった以上、待ち合わせのように、時間が気になる日が続きそうです。
しばらくの間、2時、3時になると、庭に出たくなりそう。