デグー闘病日記#4/あとはエリザベスカラーからの卒業待ち2020/07/10 16:15

今回もデグーのルディさんの、おまとめ闘病日記をUPいたします。

前回からの続きになります。

7月3日です。斜頸の影響でフラフラしながら歩いていましたが、這うような動きかたはほぼしなくなりました。

活発に動きまわり、着地には失敗するものの元気よく跳ねるように。それまでは、足元を柔らかくすることに気を配っていましたが、この日は、安定感が悪くて転ぶ心配よりも、動きにくい状態になっていることのほうが気になりだし・・・なので、それまで足元にふんわりと敷き詰めていたちぎった新聞紙を取り除いて、足もとをスッキリと歩きやすくしました。


7月4日です。日に日に強制給餌で食べる量は増えていましたが、食欲の増加ぶりが凄くて、食べものをねだる勢いが半端じゃなくなりました。病いに倒れる前まで好んで食べていたサプリメントのタブレットやリンゴをもらい、それでも飽き足らない様子。

牧草の粉末もよく食べていて、ソレはソレで良いことには違いありませんが、いつの間にか、あったらあっただけペロリと食べるようになっていて、そろそろ食事の加減を考えないと太る路線に・・・。

まだちゃんと歩けないので、その状態で急に体重が増えると足に負担もかかるだろうし、食事で体力をつけたいけれど、急な体重増加は足腰にイカンわけで・・・悩ましいところです。


7月5日 「ホレ言わんこっちゃない日」が訪れました。朝一番の様子が上の写真です。ケージにあるものを食べ尽くすだけでなく、食糞の量も増え、勢いに乗じて少し食べ過ぎちゃったらしく、微妙にお腹が痛いらしいルーさん。

時々、体を伸ばしつつ下腹付近を微妙によじったり、お腹を気にする動きをしながら「ああ〜もう、シラける痛さ」っといった調子でダラダラ、ウダウダ・・・。

一応、いつでも獣医に連れていけるように、こまめに様子を見ておりましたが、だからと言ってうずくまって動かなくなるということもなく、そうこうするうちに無事にお腹が痛い状態から離脱。

まぁ、まだお薬を飲んでいる最中でしたし、腸の動きをよくするお薬は運良く冷蔵庫に常備中、それにこの日は獣医も開院日でしたので、「どっからでもかかってきな」と準備万端な飼い主なのでございました。

ちなみに、この日の朝、体重をはかると186グラム・・・昏倒して意識モウロウ状態が続いていた時は170グラムまで落ち込んでいたので、最も不調だった時からの体重の増加ぶりがすごいかも。

「元気になって腹が空いたのだ」と、ルパン三世みたいに猛烈に食べて、アイタタタって・・・ヒトもネズミも快癒中は食事の加減がわからず、調子が狂ってしまうことがありますよね。

 

7月6日 この頃から、砕いたペレットよりも、だしたての“柔らかMYうん◯”を中心に食べ散らかすようになりました。腹痛から脱したら今度は食糞三昧か? なるほど、柔らかいものであれば、それがかたまりであっても、自力で拾って食べられるようになった、ということか・・・。

それにしても、ケージの床から全ての“うん◯”が消えてなくなる勢いで、この日は無制限にうん◯食べ放題。

食べやすいから食糞にハマっているのでしょうけれど、出したハタから食糞とは忙しい・・・。

けれども、上から下、下から上へと、グルグルうん◯を食べ回し続けたとしても、さすがに栄養価はどんどん下がってきそうなので、なんとかペレットを自力で食べてもらわねばなぁ・・・と思った次第。

ということで、この日から、水でじんわりとふやかしたペレットを3回くらいに分けて与えることにしました。(ふやかすと容積が大きくなるし鮮度の問題もあるので餌入れに少しずつしか入れらない


7月7日 この日は獣医の日。やっと右手の保護用メッシュを外すことができました。もちろん、むき出しになった右手を自咬するようなら、即・ギブス生活に逆戻り〜という条件付きです。


手の、深くかじってえぐってしまったところは、組織が再生して盛り上がり、毛に覆われるまで、しばらく待たなければなりません。

どれくらいかかるのかな? ヒトの時間感覚では治りは早く感じるかもしれませんね。

この日は、続けてきた強制給餌も朝の給餌で終わりにしました。ペレットをふやかすというふうに、まだ食べやすいように手を加えなければならないものの、もう自力で食べられるまでになりました。


人間のヒザの上に乗っかった状態でバランスよく座っていられるようにもなっています。コテンっと倒れるばかりだったので目覚ましい進歩・・・ホント、日に日にどんどんよくなっていっています。


目下、季節の換毛は停滞中で、見ての通り体毛はマダラ状態。いつものように生え替わりがスムーズにいっていませんが、今回は仕方がないのかな〜。

ちなみに、この日の獣医の診察でも、脳の誤作動の心配がまだ残っているため、エリザベスカラーは取ることはできませんでした。

 

7月8日 手は自咬することなく無事なママです。

ただ、右手は使っていない? 使えていない? 力が入らない? 痛みが強い? 経過を見ないとわかりませんね。

とはいえ、ふやかしたペレットを自力で食べていて、食欲旺盛です。おかげでエリザベスカラーはどうしても汚れ気味になりますが、自分でできることが増えていくのは嬉しいことですね。

 

7月9日 もう体の片側を引きずってフラフラしながら歩くことがなくなりました。両足とも使えている感じ・・・ほぼバランスよく使っていて、どちらの足でも体を掻くことができています。けれど、回し車や立体運動は危ないというか、今はまだ無理かな・・・。

右手は・・・かばっているのか、感覚が薄いのか、あまり使っていないように見えます。

ほかに、グルーミングに関することでいくつかまだ不自由なところが残っていますが、まだまだ回復中の機能がたくさんありそうなので、のんびり待ちたいと思います。


そうそう、我が家は”自宅兼事務所”なので、普段から来客が多く、来客の呼び鈴が“ピンポーン”と鳴るたびに、ルーさんが「ヴギッ ビギッ プギッッ」と呼び鈴に物申すのが日常でございました。

けれども、ここしばらく闘病が続いて、いくら呼び鈴が鳴っても無反応な日々が続き、「ルーさん、呼び鈴のこと忘れたかな? その部分の記憶が消えたかな?」と思っておりました。

ところが、ようやくこの日から、いつもの“客が来たらプギウギ”が復活。できていたことがまたできるようになるだけでなく、いつものルーさんが戻りました。

 

7月10日 今日も元気。少々斜頸は残れども、まぁここまで回復できれば御の字です。

身体脳力が変化した影響で今は運動量は減っている状態ですが、そのわりに、食べる量はフツーだったりして・・・体重計にこまめに乗せておかないとコワイことになりますね。

水でふやかしたペレットを自分で食べられるようになったおかげで、一時加熱した食糞ブームは止みましたが、「好物をよこせ」と詰め寄ってくる勢いが格段にUP。押しの強さが可愛くて、ついあげすぎないようにしなければ・・・。

首のエリザベスカラーが取れるのは、予定では2週間くらい先。その頃には回し車で走れるようになっているかな? 手を使っていつもの乾燥したペレットを食べられるようになっている? 


とにもかくにも、ルディさん、よく頑張りました〜。

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