熟れはじめたユスラウメ ― 2015/05/28 19:35

ユスラウメが実をつけています。
よく熟れた実は真紅色をしていてぷにっと柔らかく、味は、色のわりには控えめで、ほんのりと甘味があります。
昨年に比べると、花がたくさん咲いた今年は、一気に実の数も増えていて、ずいぶん頑張ったんだな〜と感心してしまいました。
まず、花が咲くときは、枝にずらっと並ぶように花がつきます。
なので、次は、おおよそ花のついたあたりに実が並ぶぞと思っていれば、収穫量の目安になる……と言いたいところですが、そう、すんなりといかないところが、また面白い?
花が終わって小さな青い実がズラズラ並ぶ頃、必ずといっていいほど、枝先から三分の一くらいのところまで枯れる枝が続出するので、予想する実の数はぐっと減るのでした。
実が多くついた今年は、枝先から枯れた部分もまたかなりあって、「え?こんなに枯れていいの?」ってドキドキしながら、枯れた部分を切り落としました。
昨日はここが枯れ、今日はここが枯れ、と、次々に枯れる枝先を切っていると、ユスラウメを植えている場所の環境条件は、この木にとって、100点満点中70点くらいなんじゃないかなって、思ってしまいます。
というのもユスラウメは、そのまま実を結実させる力がない部分の枝は、自発的に枯れてしまうのだそうです。
実力以上のことに手を出して、あとで、にっちもさっちもいかない、という事態に陥らないために、計画的にいこうという魂胆なのですね、きっと。
環境に合わせて力を調整するユスラウメが、実のつく頃にやたら枝を枯らすと、条件がもっと良ければ枯れないのかなって思わずにはいられません。
そういう性質なんだよって言われても、この木との付き合いがそんなに長くないせいか、疑問とか心配のほうが先に立つのでした。
ということで、今年は昨年の2倍も実がついているので、ずっと観賞用として眺めていたいところですが、今週末は、間引きがてらに熟れた実をつむ予定です。
そういえば、この木を植えたばかりの頃、うっかり熟れかけの実を生食したばかりに、口の中がギャフンとなるような経験をいたしました。
その後は、慎重に熟れた実だけを選んで食べるようにしていますが、どっちにしろ、木が一本だけだと、食用にするほどの実は収穫できません。
なので、最初にこの木を植えた目的の通り、実もほとんどが観賞してお終い。
さて、ユスラウメの実が熟れはじめたということは、梅雨入りももう間近。
早いですね、一年も半分まできちゃいましたよ。


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