猫扉をば通りゃんせ ― 2015/06/01 18:41

写真は、1・2・3で、猫扉を開ける様子です。
3月始めに一箇所だけ猫扉を設置しました。
この、猫扉を設置した部屋は、げっ歯類のチンチラが先住者として住んでいる部屋 兼 猫が飼い主として逆指名した人間が夜眠っている部屋。
なのでこの部屋にも、“猫トイレその2”を置いていましたが、使ってくれたのは、家に来た最初の3〜4ヶ月間だけ。
獣医さんによれば、猫さんは先住者の動物を気にするらしくて、成長するにつれて、先輩動物の部屋では、トイレをしなくなることもある、とか。
ということで、扉を締め切る冬場になってからは、猫さんが夜中、トイレに行きたくなった時に困らないよう、気にしていなければならなくなりました。
扉を「あけれ」とカシャカシャ引っ掻いて鳴くのも、はじめはトイレに行きたくて、でしたが、だんだん用がなくても「扉、開けろ」を連発するようになりまして。
冬が終わる頃には、猫扉が必須と思うようになっていました。
というのも、以前も記事にしましたが、夜ごと深夜から早朝にかけて、顔面ペロペロ&飼い主の首に巻きつく“猫マフラー”で、2〜3回ほど叩き起こされる日々が続いています。
そこに「扉、開けれ」のカシャカシャ、にゃうにゃう、が加わって、熟睡しない不健康な人間が完成。
最初、チンチラ(げっ歯類)を飼い主の“作業場”に移動すれば、猫扉を設置しなくても解決するだろう、と考えていました。
けれど、チンチラが移動したからといって、猫の扉係から解放されるとは限らないなと気がついて、長い目で見た対策をとることに。
一時は寝不足に加えて、懐具合も格段に悪くなりましたが、猫扉を設置してから1ヶ月後には、ダン君は猫扉を自在に操る猫に変身。
おかげで“夜間扉係”を引退できました。

では、猫扉の指南書。
(扉を押すと「く」の字に中心から折れ曲がり、そのまま押すと、下のマグネットが離れてぱっくり開く仕掛けになっている猫扉)
猫がなかなか扉をくぐらない間、覚えさせようとして、無理に扉に猫を押し込んだりしてはいけないそうです。
(そうとは知らず、家族の中に、誰も見ていない時に3回4回と押し込んだ者がいたことが、後で判明)
「反対側からおもちゃでつろう」と、設置した扉屋さんが教えてくださいましたが、残念ながら、この手にはのってくれませんでした。ただ、1ヶ月くらいで猫扉に慣れる、というのはその通りでした。
飼い主が猫扉に頭を突っ込んで、「こーやってあけーる」と、何度かスロー頭突きでお手本を示しましたが、これは無駄な行為に終わりました。
扉は手でカシャカシャするもの、と、猫なりに覚え込んでしまっていたからでしょうか、ダン君は猫扉も、手でパコパコパコパコやってから、くぐり抜けます。
日頃学習して、習慣になったことってのは、何かと行動の仕方に影響を与えるようですね。

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