猫の笑える小話/猫から電話&猫のイタ電2015/06/09 19:42

雨は、夕方前にはあがりましたが、空はずっと曇天……同じ雨の日にも色々ありますが、今日はなんとなくダラダラテレ〜リとしたくなる空模様ですね。庭も、アジサイで賑わう以外は、今は全体的に静か。

室内の生きものたちも、今日はウダウダするのが一番と言わんばかりで、猫もウサギも、寝てばかりいました。

睡眠と睡眠の合間は、休憩中か食事中。

しばらく夏みたいに暑かったのが、涼しい雨が降ってきましたから、天候の変化に合わせているのでしょうね、きっと。

 

ということで、“今ココ”でできる話が、なんとなく拾えない今日。


軽く笑えそうな話をひとつ。

奇妙な隠し芸がいっぱいだった猫、ラナさんの小話です。

写真はミックス猫のラナさん(♀)夕暮れ時に「なん」と鳴いている姿。

このラナさんは、大きな声のお喋り猫のワリには、愛嬌がいまひとつ。今ならブサカワと言われたでしょうが、当時は人のウケが悪かったです。

(個人的にはブサイクさとクセのある性格が気に入っていた)

名前を呼べば、「なぁん?」と大きな声で鳴くので、「ナニ?」って言われているみたいだと、口々に言われていましたし。


飼い主にベタつきも甘えもせず、遊ぶ時以外、人と程よい距離感を保っていましたが、人間の行動をよく観察していたことだけは確かです。

たとえば、目覚ましが鳴ると、目覚ましの横に来て合わせてワオワオ鳴く→人間が起きる、みたいなことをやったりしていました。

 

で、今日は“電話編”

かなり昔の、留守電機能付きの電話機の話になりますが、猫のラナさん、電話好きだったようです。

 

留守電に電話がかかると、オンフック中の声に反応していたのか何なのか、電話に出る猫に変身していたようで。

「そこに電話したら、受話器から《なぁーん》って声がして、もしかして猫じゃない?」と、猫に電話をかける羽目になった人たちに教えてもらいました。

 

さらには、たまたまには違いないのですが、何かの拍子に受話器が上がったところに、オートダイアルとか、リダイヤルとか、踏んでしまうことがたびたびあったみたいです。

なので、「猫から電話があった、そこの家の猫以外に考えつかない」という苦情が、友人、時には親戚縁者からも寄せられました。


というのも、みなさん、はじめは気味が悪かったそうで、かかってきた電話をとって、「もしもし」って言っていたら、《なぁーん》って猫の声が……、と猫のイタ電が微妙に怖かった話を聞かされました。 

 

猫のラナさんにしてみれば、受話器から人の声がするってんで、鳴いてこたえていただけなのでしょう。

電話機の置き場も悪かったようで、猫電話の件で気をつけて様子を見ていると、電話置き場を猫が通り道にしていたことが判明。

とは言っても、普通ならよけて歩いてくれそうな電話機、なぜ踏んで歩くかな?って言いたかったです。


身内の目撃情報では、ラナさんが電話機の上を横切ってオンフック音、ついでオートダイアルのピポパポ〜〜〜がいきなり始まり、あわてて電話を切ること2度あったとか。

歩く位置と電話のボタンの位置の関係か、それとも突起したボタンの感触を面白がっていたのか、詳細は不明です。

 

しかも途中で、若い猫が2匹やってきたので、総勢3匹で暴れるようになったので、仕事から帰宅すれば、電話機が違う位置にすっ飛んでいたり、ひっくり返っていたり、受話器も外れている日々が続くようになりました。(この間も、猫電話の苦情は続く)


“猫のイタ電”に“猫から電話” このままではまずかろうということで、電話はぐるぐる巻きにされ、置き場も変わり、登録はすべて抹消されたのでした。