一日一輪/ヘメロカリス2015/06/16 17:25


いかにも異国出身らしい色をしている、ヘメロカリスの花です。

3種類、少しずつ背丈や色柄模様の違う球根を、殺風景な国有地側に木の下に植えていて、今は2種類が咲いています。

記憶では、植えてから3年ぐらいで、今のところ、放任で成長しています。

 

50~60センチの高さのところに、7~10センチ大の花をドスッと咲かせてくれる、ぱっと見、大味の花と思われてしまいそうなヘメロカリス。


この花の繊細さは、派手めに咲いた花が一日で終わるところかな。

それに、大抵咲いているのは1輪で、時々2輪という具合。

いくら大きめの花が咲くといっても、花に対して、葉っぱの丈と量がやたらたっぷりある印象で、例えるなら、広い水槽に鮮やかな金魚がポツリといるような感じ。

(品種によって違いがあるかも知れません)

気持ち多めに植えないと、意外に目立っているようで、それほど目立たないです。

 

開花期間はそれなりにありますが、つぼみがなくなるまで続いた花のリレーも、ある時、予告なし終わっていたりするし。

”同じ花が日替わりで咲く”にしても、朝顔みたいに花の数がたくさんあるなら、「始まり、ピーク、終わり」っていう風に、見る側もこころの準備ができるのになぁ。

ヘメロカリス、独特の存在感をかもしだす、なかなか油断ならない花なのです。



 とこころで、この花は「食べることもできる」と、売っていた園芸店で宣伝されていたのですが、詳細が書かれていなかったこともあって、何が食べられるのか謎のままでした。

しかも1度購入したきり、どこかで売られているのを見かけませんので、同じ食用可でも、ハーブのような集客力はないのかな?

 

ちなみに、ネットショップ(球根専門)では、“咲いたばかりの花を食べると美味しい”と紹介してありました。

 

となると個人的には、つぼみが開くのを待つ間、雑事をやっていたら、「また今日も、気がつくと花が開ききっていて、食べられませんでした」の連続になりそうです。