ヤマボウシの実り2016/10/26 18:27

今年はヤマボウシの小さな木(月光/まだ180センチ程度)に、いつもより多めに実がなりました。

 

実の見た目は、触れるとエネルギー値が低下したり、すれ違いざまに急に炎を吐くといった、ゲームに出てくる危ない存在を思い起こさせるフォルムです。

なので、実の数があまりにも少な過ぎたこれまでは、触ってみようという気持ちになる前に何者かの餌食になって、食べカスが地面に転がっているというのが常でした。

 

でも、今年のヤマボウシは実の数を増やしただけあって、木の周辺が賑やかで、トリに食べられたらしき残骸が日に日に目立ちはじめました。

さすがに「そんなに美味しいのか?」と実の価値が気になってきて、今になって実の効能とか味、食べ方について調べた次第です。

 

これはトリの食べ後。

見るからに美味しくて何度も突いたようになっている、と感じるのはただの錯覚でしょうか。

果肉の色も甘そうでジューシーにも見えますし、だいたい、今は収穫の季節で他にも旨い実はたくさんあるだろうに、ヤマボウシの実を集中的に狙うだけの理由があるのでしょう。

実際、この実はそれなりにイケる味と書かれてありましたし。

 

それならば、地植えにして収穫を楽しむのも手だなと画策したものの、成長が遅い木らしいので、180センチ程度では、実は採れても食べられる量が少ない期間を何年も過ごすことになりそうです。

まぁ、もともとは、常緑の緑と花を楽しむ為に手に入れた苗木なので、今のままでもじゅうぶんといえば充分。もし問題児のシンボルツリー(ロシアンオリーブ)が、風で折れたり倒れたりした時には、そこにヤマボウシを植えてもいいのかな〜と考えているくらいです。

 

余談ですが、しばらく前のブログで、ナツハゼの実を食べるの食べないのと書きました。

あの一件、直径1415センチの小さなザルにショボっと採れましたので、ヨーグルトにまぶして1回分を、はちみつをかけて食べました。
味は ”森の奥に生えているような木の香り” がする、酸味のある神秘的な何か。

木の実は木の実でも、「自然の生薬配合っ」と実に変わって代弁したくなるような味でした。

そうだなぁ・・・薬効成分ばかりが味として感じられるメグスリノキのお茶みたいな、ギャフンとくる味に比べれば、お薬っぽさは可愛いレベル。

食べ慣れない味に心も頭も静まり返ったので、一瞬、瞑想効果があったかも。


収穫を意識して肥料を工夫すれば、味の感じもまた変わるのでしょうね。