夕暮れの小網代2017/11/20 18:31

晩秋、もう冬か・・・? 先週末の小網代は静かでした。

たどり着いた頃には潮が満ちはじめていて、日没も間近。

傾いた太陽が枯れた草を夕暮れに色に染めながら沈んでゆくので、秋の名残りの景色がとても柔らかく、きれいに見えました。

 散策中、枯れた景色を眺めていると、初夏の頃の濃い緑と空気、宙を飛び交う生きものたちの姿、小さなカニのダンスがとても懐かしく思えて、ここは春夏秋冬のギャップを強烈に感じられる場所だなぁと改めて感じ入ったりもして・・・。

 

なのでシーズンごとに訪れたいところにもなっていて、次は初夏の頃・・・また、あのカニの楽しげな踊りを見たいなぁ〜と思いました。

 

で、水辺の森では、海鳥や野鳥の鳴き声がどこからかともなく聞こえていたので、その点は、冬らしい賑やかさを感じることができました。カモ系の渡り鳥が混じっていたのでしょうか?


気になる鳥の正体を確かめたかったのですが、小網代は、日が暮れると辺り一面真っ暗になるので、鳥の姿を確認する間もなくもと来た道を戻りました。

季節柄、夕暮れがやたらと早いですよね。

これまでの調子でのんびり出かけると、いろいろと間に合わなくなりますから。

(産直の野菜&物産売り場にも間に合わない・・・)

 

とにかく足元が暗くなる前に森を出た後、そのまま帰ってしまうのももったいないので、油壺から見る富士山を見るためにビーチまで移動。

そこでしばらく夕日を眺めました。

ここから見える富士山もまた格別です。

油壺(あぶらつぼ)の静かな海面を見ていると心も静まりますし。

夕日の色が消える頃には、彼方に見える江ノ島の灯台がポツポツと点滅をはじめるので、ここは日没の光景を楽しめる場所でもあります。

自然の古い森だけでなく、湘南の景色と富士がよく見える三浦のビューポイントのひとつでしょう。(参考までに:江ノ島は写真からはみ出てもっと左手の方向になります)