仔金魚の冬支度2017/11/23 18:17

昨夜からシトシトと降り出した雨が、朝には絶え間なくダクダクな振り方になって、空から水がなくなりはしないかと、小さな子どものような思いすごしをした今日。


せっかく空から水が降ってきているので、今週始めに室内に移動させたばかりの仔金魚の水鉢を外へ出して、差し水がわりに新鮮な雨水を追加させました。

 

仔金魚は、今年うちで生まれたらしき和金の稚魚の生き残りの1尾で、始めは体の色がフナっぽい淡い黒色でしたが、ごく最近より金魚らしい黒に変化しました。

体の色は今後も成長につれて変化するのでしょうね、どのような成魚になるのか楽しみです。

 

この仔金魚については、すでに8月頃から時々話題にしておりましたので、このまま前置きをせずにお話しを続けます。


ボウフラサイズの頃から、ずーっと屋外暮らしで人工の餌に頼らずに成長してきたので、未だに非常に警戒心が強いままです。

仔金魚が食べていたものは、ボウフラと、鉢の中の藻や水草類と、サカマキガイの生まれたばかりの柔らかい稚貝、そのほか、時々水中にわくミクロの生きものでした。


なので金魚用の餌をあげても、大人のサカマキガイが食べるばかりで、どうやら水鉢の中には食べられるものがふんだんあるようです。

ただ、水中がボウフラで賑わっていた頃にくらべると、ここ最近は餌の質も量も落ちているはず。

それで人工の餌をパラパラ入れてみるのですが、やっぱり必要ないそうで・・・いちおう、様子を見つつ、いらぬ餌やりでも”保険”になればと時々パラパラやっています。

 

ということで、水草から一瞬頭だけ出したときがこちら。

 

頭隠して尻隠さずになっていたときのものがこちら。(ミツオの和金です)

 

春になるまで、この小さな水鉢@室内暮らしをば、エンジョイしていただきます。

 

ちょっとだけ面白かったのが、室内に取り入れて始めの2日間は、朝、タイマーをセットして水面にピカッとライトが照射されると、「おんやぁ?」と水草からソロ〜っと頭を出して明るくなった水面を伺い、ソロ〜っと引っ込む動作。

天敵に存在をさとられないように、ムチャクチャ静かに動いているつもりなのかな?

 

何が何でも警戒を怠れないらしく、たまに水草の間に頭を突っ込んで、ヒラヒラ尾ヒレをふる姿が見られるくらいで、姿を見せないのが基本です。


なので時々生きているのか死んでいるのか、何日間もわからなかったりするので、そんな時は水草をドバッとどかして生死の確認をするのは、今も同じです。

(静かに水草をどかしても水草と一緒に移動して隠れているので見つからない/忍魚の術)

 

そんなわけで、仔金魚の冬支度は終了。これで凍結の心配がなくなってひと安心です。