春の真鶴へ2018/03/13 14:36

箱根ジオパークのひとつ、真鶴の三ツ石へ再来訪いたしました。

潮が引く時間帯でもあったので、休憩所でコーヒーを飲んだり、のんびり磯歩きをしたりしながら、三ツ石のかなり近くまで接近することができました。


波が高めでした(3/11)が、天気が良くて日差しが暖かだったので、磯を2往復する頃にはそれなりに汗が出て着替えたくなるほどでしたし。

風が冷たく感じられても、太陽さえ照っていれば体がすぐに温まりますので、そろそろ磯遊びも楽しめる季節になりつつありますね。


大人が4人で座ってもじゅうぶんゆとりのあるほどの、大きな流木が流されてきていました。ちょうど岩浜の良いモニュメントになっていて、天然の椅子に座ってしばらく休ませてもらったりもして……海水がよ〜く染み込んでいたから、ちょっとシメっと湿っていましたが。

試しに、持ち上げみるとズッシリと重たかったです。(長さ3メートル以上)


その時々で景色が違うのは自然ならではのことですが、三つ石も前と比べると波の侵食を受けたかのように、岩の形が変形して印象が変わっているように思います。

次に訪れたら、また違う表情を見せてくれるのでしょう。


ウメボシイソギンチャクは、今回も潮が引いてすぼまっている姿ばかりのものだけが目につきまして、相変わらず寝姿しか見られず。

海中で揺れる赤い触手はきれいでしょうに〜。

このイソギンチャクは日陰が好きらしいので、「干潮で水面の奥までが当たる時間」という、とても明るくてHOTな時間帯というのは、彼らには最悪の状況なのでしょう、きっと。


それもあって、ほかのイソギンチャクと比べても活動中に行きあうことがありません。

たぶん何となくではなく、ウメボシ狙いでいかなければタイミングがあわないのでしょう。


ほかのイソギンチャク1

このよく見かけるイソギンチャクを見つけるたびに、”触手に触れたくなる人” にたびたび襲撃を受けて過労状態に陥っていそうだな〜と想像してしまいます。


ほかのイソギンチャク2(海面が反射して見づらいですがほぼ中央に1匹)

触手の色が微妙に怪しいと、触りたくなる衝動が何となく半減しますね。

 

……というふうに、まだ人は少ないもののジオパークの海は春めいています。ちょっと歩けば慌てて走り去って海ぽちゃするカニ類や、定番生物のヤドカリと諸々の貝類を見ることができるので、これからしばらくは ”海見て花見て” マッタリコースもいいですよね。

(先週末の時点では近隣で梅やオカメザクラのお祭りも催されていました)