梅雨が愉しい/アジサイ ― 2015/06/12 20:08

季節も中盤に入って、庭では、毎年最後に咲くあじさいたちが、色づいてきています。
写真の、薄紫色のてまり咲きのアジサイは、ガクアジサイと思いますが、改良されている様子で小ぶりです。
ただ、小ぶりといっても、植木鉢から出して地植えにしたら、どうなるのかわかりませんので、ずっと植木鉢で育てています。
(狭い庭にはもう植える場所もないし、間違って巨大化されるとなおさら困るし)
普段はヤマアジサイにしか目がいかないのですが、うっすら水色の、この小さなガクアジサイは気に入ってしまって、迷わず買ってしまったのが4年前。
それにしても、あじさいだけに、雨が似合っていますね。
雨が小止みになっているときに撮ったのですが、気持ち良さそうに咲いているなと感じました。

もうひとつ、花がルビー色と紹介されていたハイドランジア。
見るからに外国帰りな感じのアジサイで、ルビーというよりはマジェンダに近い赤色が、梅雨を裏切る華やかさです。
こんな色のドレス、ディズニー映画のお姫様とかが着ていそうですね。
こちらのアジサイは、国有地側に地植えにしていて、ガクアジサイ系の中でもこのハイドランジアだけは、今のところ背丈がそれほど大きくなっていません。
きっとそのように改良されているのでしょうね。
このまま、低めの背丈をキープしてくれたら嬉しいのですが、やっぱり、それなりにボリュームはあるので、花が終わる頃にまた枝をすこうと思っています。
ところでこの赤いアジサイは、色づいていく様子が躍動的で、毎年、忘れた頃に驚かされています。
水色のつぼみ→開きはじめは中心が白、フチが赤、赤紫、紫。それが、ゆっくりと色が変わるネオンのように、全体に赤や赤紫色が広がります。
梅雨の庭が雨で濡れそぼって、草花も全体的に地味になりはじめた頃に、このアジサイがひとつずつ、赤みを増して、見るものの気分を踊らせてくれます。
今、この時期に咲いてくれて良かった〜って、今年もいつもの花に、いつものように、感謝することができました。
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