ヒペリカムの陽気な実2015/06/24 18:15

ヒペリカム(きんしばい)/西洋弟切草 の花が終わったのは、ほんのすこし前。

(花について記事に書いたのは5月6日)

すでに、実がつかないタイプのヒペリカムは、花が終わってすぐ、半分くらい切り戻す勢いで切ってしまいました。

そうしないと、もともと勢いがあって元気がいい木なだけに、すぐにうっそうとしてきて、放任ではちょっと暑苦しいというのか、うっとうしい感じがしてくるのでした。

 

で、可愛い実のなるタイプのほうは、剪定したくなるのをぐっとこらえて、結実するのを待っていました。

実なるほうのヒペリカムは、枝の広がり方は、そんなにやかましい感じにはならないのですが、それでも実が熟れた後、すこし強めに切ってしまいます。

 

その影響でしょうか、どのヒペリカムもコンパクトにまとまっていて、そのぶん花や実の数も少なめですが、動きのある枝や形のかわいい葉っぱがアクセントになっているので、十分個性的。

 

ところで、実の色は、このあともう少し濃くなります。

写真は昨日とったものですが、今日はまたさらに、赤い実のほうは色が鮮やかになっていましたし。


このヒペリカムの実が膨らんで、どんどん色づいてゆく様子は、不思議な躍動感にあふれているな〜といつも思って見ています。

庭には他にも、実のなる草木、しかも実が食べられるものはあるのですが、この実はまるで、観られるためにある実のようで、見ていると笑いがこぼれるような効用が……。

 

毎年、アジサイの剪定と、この実のなるヒペリカムの花後の剪定がちょうど重なるので、一緒に切った枝を花瓶に活けるのも、楽しい年中行事の一つになっています。

生け花は不得意分野なので、アジサイとヒペリカムの実の取り合わせがベストかどうか知りませんが、飾っていて違和感はないし、異色の取り合わせがなかなかいい感じですよ。