夏のバラがあっさり系に ― 2015/08/10 18:28

四季咲きのバラが、ゆるりゆるりと夏の花を咲かせています。
ハンスゲーネバインは、つぼみの数も、花びらの数も格段に減って、1輪ずつ淡々と咲いている状態です。
昨年春から育てはじめた苗木なので、まだ、わかっていないこともありますが、今夏は、咲いた花の中に、途中から斑入りになるものがありました。
新しい表情を見せてくれているのかな? それとも、何かの不具合? どちらにしても、斑が入った姿も可愛いです。
斑入りに変化した状態↓

ザ・ラーク・アセンディングも、花の大きさが少し小さくなったものの、散っては咲き、散っては咲きしています。
虫よけのニームスプレーと、木酢が効いているのか、つぼみが虫の被害を受けることもなくて順調です。

その反対に、鉢植えのボレロは、日頃の対策のかいがなく、カイガラムシ虫にとりつかれて悪夢を見ています。
すでに4輪がボロっとした状態で咲いては、ボロボロっと散る日々。
ところで、問題のカイガラムシ。
まるで魚のウロコみたいな、柔くも硬くもない、圧殺が不可能な殻に覆われているので、退治するには忍耐と根気と体力が必要。
忌避剤のニームのおかげで、それなりに増える勢いは抑えられている気配といはいえ、それでも、バラの枝を埋める勢いで増えてしまいました。
このカイガラムシって、こさぎ落とすしか手がないのですが、そぎ落とした親ムシの亡き骸から、ゾロっと子が出てくるらしく、それを知らない間は、首を傾げながら果てしない戦いを続けるハメになります。
というのも、その昔、このカイガラムシが大発生した木があって、結局、手に負えなくなってしまい、仕方なく伐採したことがありまして・・・。
カイガラムシを見ると、つい、農薬に頼りたくなりますが、キリがなくなるのもなんだし、やっぱり益虫に影響がでるのは避けたいので、今回は諦めずに人海戦術を続けることにいたします。
って、真夏の“炎天蒸し風呂”の中で、ヤブ蚊に「血をくれ」とたかられながら、地球外生命体みたいなカイガラムシと戦うなんて、途中で正気を失いそうなお話です。
ただ、今日になって、ムシの影響を免れたらしきボレロのつぼみが1輪、小さないながらもフンワリ膨らんでいるのを発見。

カイガラムシ撲滅への熱意を、どうにかこうにか保てるのは、こういう嬉しい瞬間があるからだと思いました。
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