漆黒の隧道を越えてユーシン渓谷へ2015/08/12 21:06

一足はやくお盆休みにしようってことで、今日も丹沢に遊びに出かけていました。

 


目指すはユーシン渓谷。

ほどんと砂利を敷いた歩道を歩けば、彼方の山奥の渓流までたどり着くことができますが、距離が往復で20キロほどあることで、歩き慣れていないと苦行レベルのキツさかも。

(玄倉ロッジの駐車場から歩いたので、距離はその分長くなりました)

 

意外と勾配のある林道には、いくも洞門と隧道が作られていて、中でも、ひとつだけ、完全に真っ暗闇のヒンヤリした300数十メートルの隧道が、先へ進むのを躊躇する現場になっています・・・。

この真っ暗闇の隧道、懐中電灯を照らしていても、隧道の中を漂っている霧のようなものが光をこちらに反射するので、暗闇を照らせていない感じになります。

 

運良く、行きも帰りもパトロールの車やダムの管理をしている車が、“心の難所”になっている暗闇の隧道の入り口のところで追い越していってくれました。

なので、「中は問題なく通じているんだな」と確信が持てましたが、そうでない場合、人がほとんど通らないから、少人数だとけっこう怖いというか、勇気いるかも・・・。

ただ、この暗闇のトンネルをさかいに、下界と山の上、という具合に気温がぐっと変化するので、山の涼しくてサッパリした空気を吸いたいなら、勇気を持って暗闇隧道を通るべし、です。

 

今回到達目標の、閉鎖中のユーシンロッジに到着したところで、にわか雨がポツポツ降ってきて遠雷の音も聞こえていたので、あまり長居はせずに下山してきました。

 

このユーシンロッジの近くの沢で、シカのツノを見つけたので、ついでに写真に撮っておきました。


ツノを持ち上げてみて感じたのは、こんなものが頭に乗っていたら、首がそうとう凝りそうだなってこと。

シカのオスの努力と根性、なかなですね。

 

ところで、梅雨明け以来、雨が降っていないのは、丹沢のほうも同じみたいです。

とういうのも、川の水量がもっとあるほうが、見応えがあるだろうになぁ〜、と思いながらの沢歩きになりましたから。

ここは、秋の紅葉の頃にくると、ライム色の水と紅葉がはえて、綺麗に違いないので、また秋に訪れてみようと思っています。