伊豆のジオパーク/堂ヶ島 ― 2015/11/30 18:37
(早朝のガラガラに空いた道だと車で3時間ほど)
周知のことと思いますが、伊豆半島は、太古の火山島や海底火山が、地殻変動で今のような姿になったもの。なので、地球の活動を感じるような、壮大な光景を目にするには、うってつけの場所が沢山あります。
で、今回の目的地は“青の洞くつ”。
ちなみに、箱根山/大涌谷は、まだ立ち入り規制が続いている様子で、それがなければ、もっとラクに行ける箱根山に、いつものように黒卵を食べに行くところでした。
とはいえ、大涌谷が活発に活動しているからこそ、以前よりもいろんなところに足を伸ばすようになったので、これはこれで良かったのかも。
それにしても、ジオパークって、出かけると元気になれる場所がいっぱいです。

堂ヶ島では、写真のグランドキャニオンのような分厚ついシマシマの地層が、島や陸地となって、絶景を見せてくれています。
時間と莫大な力をかけて浮上してきたんだな〜と、想像しながら眺めていると、いい意味でとてつもない気持ちになれました。

ところで、一番の目的でもある青の洞くつ探訪ツアーは、実は始め、遊覧船が高波で運行を見合わせていて、諦め半分で船出を待っておりました。
待つ間、伊勢エビをセールス中の海女の方にお話を聞いてみると、数日波が高くて、船も漁もストップしていたそうで、今日になって(昨日)やっと海に潜ることができたとのこと。
(だから伊勢エビをGETでき→展示即売)
そうやって、いろんなことを教えてくださたった海女の方が、あまりも陽気過ぎたので、こちらもつられて、楽観的な観測がマックスになりました。
非科学的な根拠をもとに抱く明るい展望。
もしかすると、遊覧船も遠からず動くかも・・・と期待値を高くして待ち続け、無事、お昼近くに船に乗ることができました。
(船はそれなりに揺れ海水も浴び)

これが、イタリアに行かずして青の洞窟を楽しめる、“青の洞くつ”の様子です。
狭い船の上で撮る写真は、どうしても他のお客さんの一部が写り込みやすかったので、これが掲載できる精一杯の景色でございます。
洞窟内では、太陽が差し込む穴の上から、手を振ってくれる観光客の方々がいて、子どものようにますます嬉しくなってみたりもしましたし。
どうやら、この場所から下に来た船が見えるらしい。

遠いなと思うたびに、億劫で行くのをためらい続けること15年の伊豆半島方面でしたが、絶景を見たおかげで、“伊豆のジオパーク巡り”に食指が動いています。
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