ボタンの周りで2016/04/26 20:13

今年の春先、はじめてボタン苑(鶴岡八幡)に寒牡丹を見に行って以来、育ててみたい意欲がフツフツと湧いておりました。

そして梅の名所巡りをしていた3月始め頃、目的地のひとつだった天神様(荏柄神社)から戻る途中、ボタン苑からそう遠くないところに、ボタンの直売所を発見。

直売だけにお花屋さんより安価でしたので、2鉢買って、重たい植木鉢エッホエッホと運んで帰ったのでした。

ということで、この1週間〜10日はボタンが咲いていましたが、これはあくまでも直売所のブラザー達のお手柄。ビギナーの手で来年も咲くかどうかは未知数です。

 

ただ、ボタンの花が全開になるやいなや、なるほど、「花が終わりかけたら、勿体なくても早めに花を切ったほうがいい」と言われたことの意味が、なんとなくわかりました。

お話では、種を作ることにエネルギーがいかないようにする、とのことで、それなら種が結実しかかったら切ればいい、くらいに思っていました。

けれど、花の中心部分は、虫にやたらと人気があって、たとえば下の写真は花に完全没入しているカナブン。

他にも、歩く虫、飛ぶ虫、いろんな虫が次から次に集まってきて、花の中心ではすでに種作りがスタートしているんじゃ?という風に、雌しべの周辺の様子が気になってしまいました。

 

下の写真は何かにチャレンジしているらしき緑色のクモ。

わかっている限りでは、人間が庭で雑草を抜いている間、ずーっとこのポーズで静止していました。

後々、肩こりと全身の筋肉痛に悩まされそうなスタイルですが、クモ的には、こうして待つことにメリットがあるから、やっているのでしょうね。

 

さて、話は一番上の写真のボタンに戻ります。

このボタンの植木鉢では、ついたツボミはひとつだけで、若い苗木のように見えました。

しかも花は完全に開ききれない状態が続いていて、結局そのままバラバラ散ってしまいまったような印象で、写真の状態がMAX全開とは思えず・・・。


実際の実物はすぼんだ感じで、しかもずっとうつむいていたので、花にはもう少し先があったのではなかろうかと今のところ思っています。

カメラを下に回り込ませて撮ったので、一見うつむいているようには見えませんが、花の中心部がほぼ見えないままで、うつむいて終わるボタンって、あまりないような。


ビギナー的には謎かけをされた気分です。

・・・どうかこの疑問が解ける日が、いつか来ますように。

(そのためにはボタンがこの先ずっと無事、息災でなければならない)