今年のメダカ事情2016/10/06 18:21

代替わりをしながら生き続けている黒メダカは、23匹の親メダカを残して、ほとんど子どものメダカばかりになりました。

もう何年も屋外の水槽で暮らしている黒メダカたちは、警戒心が強いうえに親も子も逃げ足が早く、隠れたきりなかなか姿を見せてくれません。

ただでさえ、屋外の水槽は水面が反射して、魚たちの様子を写真に収めるのが難しいので、めったに写真に撮れない黒メダカでございます。

子どもたちの水槽も、ピュンッッッッッ 弾丸が青水の彼方に飛んでいくような勢いですし。


目下チャレンジ中の課題は、数が減った親メダカの水槽に、成長した子どもを何匹か移動させること。でも、青水の中でギュンギュン逃げまくられるおかげで、いまだに1匹も捕まえられずにいます。

 

次は白メダカのお話。彼ら白メダカの撮影なら楽勝でございます。

野性味が薄れているのか、人影や物音に馴染みやすく、いちいち驚いてキャーキャー逃げ回るのは世間を知らないうちだけ。いつの間にか、過剰なビクビクはなくなります。

上の写真の白メダカは、1匹だけになった親メダカの水鉢に、成長した子どもを何匹か引っ越しさせた状態。なので、大きめとはいえまだ繁殖力はありません。


2枚目の写真は、青水の水槽で泳ぎ回っている小さいサイズの子たちで、今でも子メダカ用の高栄養価の餌をもらっていたりします。(動き回るのでブレてますが)


余談ですが、子どもの白メダカに混じって浮いている物体は、ゴミではなく、腹を見せてプカプカ浮いているモノアラガイです。

個人的に超お気に入りの”癒し系カタツムリ”で、同時に、水環境の様子を教えてくれるバロメーター役でもあります。食べるもので体の色も真っ白から濃い灰色に変化します。

余談2;モノアラガイによく似たサカマキガイは、もう少し程度の低い水質でも平気。カタツムリっぽさを半減させる、妙に速い移動スピードの持ち主で、見ていてあまり癒されません。(ゴメンよサカマキガイ)


さてさてさて・・・今年は “楊貴妃メダカ” を春先に10匹購入して、途中まで室内の水槽で、その後屋外の水槽に移して育てておりました。

その赤いメダカが泳ぐ水槽には、“ヒドジョウ”も入れたので、赤色系の小さな魚が泳ぐ可愛い水槽に仕上がっていました。

 

ところが、楊貴妃メダカは妙に弱かった〜。

まず最初の頃に、移動のストレスに対抗できなかった2匹が相次いで死亡。

成長の途中に、何かの理由で、ある時点から大きくなれない個体(痩せているor小さい)4匹が、1匹ずつお星様になっていきました。

 

その段階で生き残っていたのは4匹。


「青水のほうが育つ?」という思いつきのもと、4匹はヒドジョウごと屋外の水槽に引っ越しし、けれど、その後もさらに1匹が痩せ細って死に至り、残されたのは3匹に。

 

その3匹(雄1雌2)は、夏の間に次から次へと産卵したので、卵専用のエリアを作って子メダカの誕生を待ったのですが、なぜか、ひとつも卵がかえりませんでした・・・。


正直、メダカの卵の全てがひとつもかえらない、なんてのは、はじめてのこと。


産まれた子は親に食べられた?

その場合だと、親メダカに ”ジャンプのカリスマ” がいて、卵用のプールと親用のプールの間を、神業ジャンプで行ったり来たりした、という伝説が出来上がります。


観察できた範囲では、白濁したきりの卵の中に、子メダカの予兆である“目玉”を発見することはありませんでしたから、卵がかえらなかったと考える方が今は自然です。

 

この楊貴妃メダカの親たち、実は、卵を産まなくなるタイミングも一般的なメダカよりは早めでした。

つまり、楊貴妃メダカの水槽は、このまま幕引きに向かうカウントダウンに入っていて、昨日も雌が1匹昇天したので、残るは雄と雌が1匹ずつに。


そろそろ、とり残されるヒドジョウの引っ越し先を決めておくのが得策です。

 

お話ついでに、屋外で管理しているメダカの寿命は大体2年前後くらいで、親から子へと、代替わりをしながら繋いでいます。

(当方の屋外管理での平均値が2年前後/屋内の水槽では3年強は生きる&ガンガン増える)

 

思いがけず、楊貴妃メダカは基本的な管理方法でも、死亡率が高いという難しさ・・・1回きりでお終いになりますが、あのようにキレイなメダカを観賞できたので十分満足しています。

 


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