秋を謳歌する蝶々と張り込み中のカマキリ2016/10/27 18:34

今の時期、お昼時に庭に出ると、虫がたくさん飛び交っている日があります。

今日はそんな虫日和で、クロアゲハが庭を吹き抜ける風に乗って滑空&浮上を繰り返したり、キチョウがジグザクと飛ぶ様子を見ることができました。

装着していたレンズの都合で、クロアゲハとキチョウの撮影は出来ず仕舞いになったものの、接近OKの昆虫たちもいたので、よくよく楽しませてもらいました。

 

ということで、まずキタテハの仲間を1枚。

植木鉢の土の上に、長い間じ〜っとしていたので、途中から「弱っているのだろうか」と心配になったほどの静止状態。

それでつい、油断して近づきすぎまして、当然ながら危険を察知したキタテハはシュバッと羽を立ててスクランブル発進、瞬く間に死角に飛び去りそのまま消えました。

もはやマジック。

本当に飛び去ったのか、擬態先を見つけてカモフラージュしたのか、逃げ足の早さが光る蝶々ですね。

 

こちらの写真はブルースターにとまるシジミチョウ。

春からずーっと、庭の花々の間を飛び回っていたシジミチョウも、ここ最近は特にブルースターの花の周りで蜜への執念を燃やしています。


こうして、シジミチョウお気に入りの花たちは順番に季節を終え、庭のあちこちで綿帽子をつけた種が、風に乗ってフワフワと移動しています。

あまり綿帽子を拡散されるのもなんなので、終わった花は忘れないように摘んでいるつもりですが、綿帽子のコロニーを見る限りでは、けっこう取りこぼしているようです。

 

こちらの蝶々は・・・わかりにくい角度なうえに、ピントが漠然と花のほうにあっていて全体的にボケ気味ですが、ホトトギスに止まっているセセリチョウです。

ホトトギスの花の背後に見えるロケット型のものは “サヤ” で、いま種が作られているところ。この植物はユリの仲間なので、おそらく種は、カタバミみたいにサヤからパチンと弾け散るのではなく、サヤの裂け目からサラサラと舞い散る仕掛けだろうと思います。

ホトトギスについては、たまたま種が出てくる様子に行きあったことがないので、今回はサヤが弾けるのか割れるのか、この後よく観察しようと思います。

話は蝶々に戻って、セセリチョウがホトトギスの種作りに協賛している蝶々とは、今日まで知りませんでした。この花にはたいていハナアブが寄ってくるので。

 

今日のような秋晴れだと、活気が満ちてきますね。

「いい蝶々日和だったな〜」と感じ入りつつ、撮影会をお開きにしようとした時、足元にカマキリを発見。

ヒメタムラソウが植わっている素焼きの植木鉢の上で、草になりきっていたようで、まさかそんな場所にいると思わなかったので、ちょっとビックリしました。

こんなところで何の張り込み?バッタ狙い? 今日バッタは見かけませんでしたが・・・。


カマキリってのはレンズを向けられると、身構えずにはいられない性ですから、いい具合にカメラ目線になってくれました。

 


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