レモンマートルが唸った朝2017/07/28 19:52

レモンマートルがボチボチ咲きだしたとブログに書いたのは、おとといのことでした。

そして昨日は涼しい1日になってホッとすることができましたね。ふいに気温が下がったことに影響を受けるでもなく、レモンマートルの開花の速度はノロッと緩やかなものでした。

 

そんな涼しい快適な1日は束の間のことで、今朝は早朝から蒸し蒸しと暑くなりそうな気配が漂っておりました。

この時期、外の水瓶×2は毎朝たっぷり差し水をして水質悪化と酸欠防止を行っているのですが、今朝は早めに、朝日がまだ低いところにいるうちに差し水を完了することにしました。

というのも今日のような日は、ほんの少し地平からあがるだけで、急に刺すように暑くなるので……。


なので庭も、まだ太陽が差し込まないうちに鉢植えの水切れをチェック。

仄明るくてジメっとした今朝の庭には、なぜかびっくりするほど大量の蚊が舞いまくっていて「やけに蚊が多いな」とぼやいてしまいました。

 

謎の蚊の大群に見舞われなければ、そのままウサギのブラッシングもできたのですが、数回ブラシしたところでやっていられない状態になり、中止しました。

夏は過ごしやすい朝の時間が貴重だというのに、異常な蚊の来襲でパァになったので、諦めて家に入ることにしました。


その時になってはじめて、蚊のプ〜ンという音をはるかに凌ぐハチの羽音がレモンマートルからィンウィンぶんぶん、聞こえてくることに気がつきました。

 

よく春先にミツバチが集団でやってきますが、夏にこのような大群を庭で見るのは珍しいことです。今朝は一体、何十匹いたのでしょう? おおまかに言っても最低50匹はいそうな気配で、さすがに唖然となってレモンマートルを見上げてしまいました。

 


昨日まで下の方にチョボチョボ咲いていたはずの花は、駆け上がるように木の頂上まで咲き広がっていて、ほぼ9割近くの花が一気に咲いていて「やったね〜」という感じ。

 

横からの様子と


上からの様子(上は僅かにツボミが残っています)


それまで5月に咲いていた花の時期が昨年から7月に変わったというのもありますが、レモンマートルにミツバチが大群でやってきたのは初めてです。

彼らは開花の進み具合をずーっと偵察していたということになりますね?


”いつもと違う” 印象は他にもあって、ミツバチは春の頃に比べると、やたらにせわしなく飛び回っていて、あまりにすぐ隣りの花に移動するので、ほどんとカメラを構えられませんでした。

 

しかも人間の同じ発想をしていたようで、太陽がレモンマートル差し込んでくる前には、ミツバチは一斉にいなくなってしまいました。

 

急に “し〜ん” と……。


日差しに当たって消耗するのをふせぐためか、あっという間に蜜を吸い尽くしたのか。

日中、チラチラと木の周辺の様子見ていましたが、昼間のミツバチは巣にハネで風を送り込んでいるのでしょうか、1匹の姿も見ることはなく。

 

ともあれ、ミツバチは夏の間もひそかに庭まで巡回していて、チャッカリ美味しいところを持っていったようですね。

無駄なく目的を達成する姿に脱帽です。