秋がきて2014/10/01 21:14

ブルースターをご存知ですか?
この水色の花が咲いているときの写真があればいいのですが、今日、お見せできるのは、咲き終わった花から今秋はじけだした“綿帽子つきのタネ”です。
普通に見かけるタンポポの綿帽子が2〜3倍大きくなった様子をイメージしてください。
ブルースターは小さめの花を終えると、花の大きさからは創造できないような“鞘(さや)”をつくって、その中に、この大きな綿帽子をたくさん用意します。でも、綿帽子がゴージャスなワリに、タネで充実しているものは半分かそれ以下です。我が家の庭の土が影響しているのかもしれませんが・・・。
ブルースターが咲くのは今年で3度目ですが、これまでに、この綿帽子が飛んで芽生えたのは2株。石垣の目地のところに1株と、親株の近所に1株。石垣の目地で伸びていこうとしている様子から、以外と強い植物なんだなぁと思いました。

他のタネはどこか遠くへ飛んでいったのか、それとも、タネが無事に着地したうえで発芽する確率は、ブルースターについてはこのぐらいが妥当ななのか? 今年はさらに多くの鞘から、たくさんの綿帽子が飛び立ちましたので、来年、どうなるか楽しみに待つことにいたします。

今年は、なかなか育たずに病気がちだったイロハもみじの苗木を、諦めて伐採し、根株を掘り出しました。
周辺の宅地事情もあって、日当りがいまひとつの場所だったので、毎年、紅葉することもなく葉っぱが枯れ落ちていていましたし、本当なら勢いのある季節でも、虫や病気にやられて元気がありませんでした。
それでも、風通しが良くなるように剪定をしていたのですが、日当りがないという点を補うことはできなかった様子です。

時々、環境条件に合わないものを諦めるしかない場合があります。庭におろして何年か過ぎても、病気がちで勢いが出てこないものがそうです。3年あたりに境目があると思います。始め元気がなくても、3年を過ぎたあたりから盛ってくるのが自然なパターンですが、そうでない場合はずっと病気がちで弱々しいままです。

植物も、株によって強弱がありますが、それ以上に、環境条件が合わないと強い弱いに関係なく、どうにもしようがない場合があります。そういうとき、自分の自然界に生きる生き物達への理解の足らなさを実感します。

伐採されたもみじの苗木は、目下、小さな幹を干しているさいちゅうです。使えそうなら、つる性植物が伝ってあがるための支柱にならないかと思って・・・。

最後まで“もみじ”が生かせるといいのですが。