秋にゆれる2014/10/28 11:20

シラヤマギクも咲いています。
日当たりの鉢植えで、原種のものは、一ヶ月も前に咲き終わっておりまして、今は地植えの半日陰のものが満開中。
この花、粗野な花が咲く山野草と言われていますが、庭の土が合っているのか、それとも品種で極端な違いがあるのか? この清流という品種のものはちっとも粗野ではありません。

この野菊は、高いところでゆ〜らゆ〜ら小花が揺れるさまが、とてもよいのでございます。
1本だけユラユラさせるなら、鉢に寄せ植えにするとシブいですね。(平たい鉢のほうがより見栄えがするかも)
地植えなら、他の植物たちの合間に紛れ込んだ状態で植え込むと、調度良い加減になりますよ。

写真のシラヤマギクは、ブッドレアの木の間からニョキニョキでてきて、合間から顔をだしております。高さは50〜60センチくらいでしょうか。
カメラを上から構えて撮っていますので、地面からふら〜っと立ち上がって揺れるさまはイメージしずらいかもわかりませんが・・・。
上に真っ直ぐに伸びず、 “しなり“ ながら生長していくので、枝振り?茎振りが独特なフォルムでかっこいいですね。

これも好みで、植物は真っ直ぐ上に伸びなきゃイヤだという人には、ウケが悪いかもしれません。
山野草のシブさに惹かれなかった頃の私なら、「日照がいらんと言って曲がって生えるとはケシカラン奴だ」といって、バシッと切りそろえてしまったかもしれませんから。

このシラヤマギクの側には、秋明菊(シュウメイギク)も植えられていて、一緒に高い所で気持ち良さそうに揺れていますよ。いいですね、秋の山野草は。

ベランダでも、庭でも、東か南に向いている場所で、日当たり〜半日陰ていどの日照があるところなら、山野草の良さを知ることができますよ。
いちおう、シラヤマ菊のマニュアルには “日当たり” と書いてありますが、日の当り具合で表情が変わる植物だなぁと思いますので、必ずしも日当たりに限定しなくても大丈夫そうですよ。

とか言って、いい加減なことになってもいけませんので、補足いたします。この植物に慣れないうちは、鉢のまま置き場所をあれこれ変えてみて、ベストポジションを探してみてくださいね。