留守番という偉業を達成す/ラグドール ― 2017/01/10 18:09
前置きになりますが、昨日の記事では“一泊二日の出雲旅行に行ったよ”という内容で、プチ紀行文(奇行文?)を書きました。
前置きついでに、昨日のブログに載せきれなかった、出雲の宿屋でお土産にいただいた“オニ柚子”なるオニサイズの柚子を、レモンの大きさと比較した写真を1枚。

この巨大な柚子は、ザクザクと4等分にして甘めの味付けで煮込むのだそうで、宿の夕食で出されたものは美味でした。
話を”猫の留守番”に戻しましょう。
実際のところ、泊りがけの旅行へ出かけるのは久し振りでしたので、「猫は大丈夫か?」というのが家族の懸案事項でした。
これがウサギやチンチラの場合だと、多めのペレットに大量の水と牧草をセットしておけば、一泊二日の旅行はへっちゃらで、ハムスターにいたってはさらにもう数日多めに留守番を頑張れます。(季節によりますが)
大体、一泊二日くらいなら、預けるよりも家で過ごした方が無用なストレスを与えずに済みますし、そもそもペットホテルに預けられた子たちの8割方は、急に環境が変わった影響を受けて食欲不振になったりするわけで。
(注;個人的な経験則。残りの2割は普段食べられない豪華な餌をペットホテルでモリモリ食べてポチャポチャになる)
ちなみに、獣医に併設されているペットホテルでも、ダン君はオシッコまみれになったことがあって、預けた獣医さんから謝られたこともありました。
とにかくダン君の場合、ウサギやハムの兄貴・姉貴分の足元にも及ばぬほど、留守番実績が低くてこれまで失敗の連続。
失敗の内訳を言えば、トイレ以外の所にジャ〜っとやって、でもって、わざわざ飼い主の椅子の上にトロトロと吐く・・・という調子。しかも留守中に暴れたというよりは、不安になった痕跡がうかがえるのでした。
その昔、お世話をしていた猫たちの中で、1日程度の留守番でハチャメチャになる子ってのがたまたまいなかったので、ある意味、ダン君に未知の体験をさせてもらっているわけですが。
そうは言っても、3才半もとうに過ぎて、さすがにいい大人猫になっているので、今回は落ち着いて留守猫ができそうな気がしないでもないし・・・きっと大丈夫だろうと思いつつも、未だ、留守番の黒歴史は塗り替わっていないワケで、旅行に出かける前に入念な対策を施しておきました。
例えば、購入したばかりの中古のソファが放尿や吐瀉物の被害に遭わないように、新聞紙を敷きつめた上から分厚くソファカバーを敷いたり、汚染に弱いタイプの椅子はすべてテーブルの奥まで押し込んで猫さんが乗れないようにしたり。
他にも、調光機能がついた天井ライトを何箇所か点灯させて、日が暮れても、人間が少しの間おつかいに出ているかのような”普段通り”の雰囲気を作っておいたり。
これらの対策が功を奏したのかどうかわかりませんが、ついに愛猫が初めて留守番に成功っ。
帰宅した人間たちに褒められまくったダン君は、翌日、寝る時間を惜しむかのようにずっと人間の傍にいて、珍しくほぼ1日中起きていました。
そんなダン君の様子を見て「本当は寂しかったのだろうね」などと言う者もいれば、「人間がいない間ずーっと寝ていただけじゃ?」と言う者もいて、真相はどうなのか猫にしかわかりません。

・・・よし、これで親戚の猫一味に勝利したっ。
というのも、その猫一味(多頭飼い)は、親戚一家が旅行で1日家をあけるたびに室内のどこかを仮設トイレ化するそうで、”旅と帰宅後の大掃除”がワンセットになっているのだとか。
ただ、ごく最近、老いた猫が星になったらしく、猫一味のメンバー内に変化があったようなので、その後はどうなのか(猫一味の留守番文化・風習に何か変化は起きていないのか)、そのうち尋ねてみようと思います。
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