ゼラニウムたちのお仕事/トム&アイビー他2017/06/22 21:03

勢いに多少の強弱はあっても、真冬以外はずっと咲いているゼラニウムたち。

庭の西側の乾燥地帯で、元気に咲き続けるツワモノです。

こちらはトムキャット。


表情違いのトムキャットをもうひとつ。


確かトムキャットの様子をお話しするのは、2年半ぶりになるでしょうか・・・。

季節で花の色に若干の違いがあるものの、独特の雰囲気は変わりなく、いつみても力強さを感じさせられるゼラニウムです。

過去記事の内容の繰り返しになりますが、ずっと屋外に出しっぱなしで管理できていて、かつての豪雪にも耐えているので、年間を通してトータルで暖かい環境であれば生き続けられるみたいですね。

 

トムキャットと一緒の植木鉢に植えこんでいるアイビーゼラニウム。

その名の通り、ツタのように鉢から下へ向かって垂れ下がりながら、巨大なピンクの花を咲かせています。

このゼラニウムは花がない時でもデザイン性のある葉っぱで楽しめるので、今やこのトムとアイビーの組み合わせは表情に乏しい西の庭に欠かせない存在となっています。

 

ナツメグゼラニウムは、少し前にいったん花のピークを迎えて、今は次の花を準備中。

このゼラニウムも、咲き方は飛び飛びでも、長い期間可愛らしい白花を咲かせるので、乾いた西の庭を和ませる存在になっています。

名前の通り、葉の香りがイイですね。

アップルゼラニウムを交配させて作ったそうですが、嗅げば「パオーン」と元気がでてくる香りなので、側にいくたびに葉っぱに触れては、鼻からファイト注入しています。


こちらはイングランドバイオレットです。 

ナツメグゼラニウムと一緒の鉢に植え込んでいます。

先日からポチポチと咲き始めたところで、今はツボミがたくさんついている状態です。

実物はもっとワインレッドをしていて、小花+ワインレッド色=おとなしい・・・そのわりに存在感があるのも特徴で、花が少量でも咲いて気づかないということはありません。


これらナツメグとバイオレットのペアについて強いて難点をあげるなら、鉢からはみ出して下に落ち込みながら上に向かって伸びるので、放っておくとごちゃとなることでしょうか。

これは時期を見て、適当なところ切って全体をスッキリさせれば済むことなので、管理に大して手はかかりません。

 

そんなこんなで、西といえば乾燥に強いハーブ系のローズマリーやラベンダーの木がズラズラ植えられ、そこに咲く花は小さいか草っぽかったりして、やさしい輪郭をつくってくれますが

ポイントがない感じでもあります。

そんな場所に “花” が欲しくなったら、ゼラニウムがオススメです。

花友(ハナトモ)は茎や葉の臭いが苦手だと言っておりまして、それも一理ありますが、気に入った品種をよく選んで集めれば、乾燥ゾーンが憩える場所に変わります。