今日の収穫はタテハやクサカゲロウ2017/08/30 18:37

平日に丸一日、自由時間ができたのは久しぶりでしたので、今日はずっと先延ばしにしていたことに手をつけました。

何かといいますと、庭に勝手に生えてきた木を同定するための資料づくり、です。

 

初夏の頃に一度集めた資料がダメになってしまい、そうこうするうちに夏がきて時間と意欲を喪失、やろうと思えば10〜15分程度で片付くことなのに放置していました。

“暑さ・蚊・汗ダク(着替える)”と考えるだけで面倒で。

 

そうこうするうちに、もう8月は残り1日に。

9月の中頃には樹木の先生にお会いする機会がやってくるので、今のうちに樹木を同定してもらうための資料を作っておかなければ、また来年の秋に持ち越してしまいます。

 

それともうひとつ、今年もいろんな木の苗が庭のあちこちに生えてきたので、ここらで庭木として残せるものとそうでないものを判別して、庭をスッキリさせたいというのもありました。


なるべく管理がラクなおとなしい雑木だけを選別して、庭に残そうという算段。

 

それに事典で調べて種類を同定できたのは、昨年生えてきた “ユズリハ” の1つだけ。

ユズリハは条件がよければ高さ10メートル程度、横にもワイドに広がる木と書かれてあったので、ウチの庭にユズリハはたぶん無理、引き抜いてしまいました。

この調子で他にも大樹になる木が混じっている可能性があるので、早めに判別しようというわけです。

 

樹木の先生曰く、苗木は、生き残るために葉っぱの形などが戦略的な構造になっていることがあって、事典に掲載されている通りの姿形ではない場合があるのだそう。事典を片手に調べてみても、わからない場合があるのでございます。

 

ようは、「植木を買わなくても勝手に生えてくるものを活かせばいい」というセコい発想に樹木の先生を付き合わせているわけですが、快く承諾してくださったので、ご指示通りにすべての謎の苗木の資料を作りさえすればOK、

 

で、今日のタイトルは昆虫なのに木の話?

苗木のサンプルを集めている間に、たくさん、たくさん見かけたのです、虫を。


普段、虫を探そうとして見つけるときとは、また違った虫が見つかりまして、普段あまり感心を払っていない植物の周辺に注意を払うだけで、違う世界が見られますね。

(謎の苗木たちのところにカメラを持って行くことがない)


しかもサンプルを取るために、植物の見方も変わるからでしょう、「おやっこんなところに」の連発で、面倒だったはずのサンプル集めが楽しくなりました。

ちなみに、謎の苗木周辺で見つけた生きものは、下の写真ように地味なものばかり。

 

なので、サンプル収集中に現れた人気種(?)や、変わりダネの虫たちを掲載したいと思います。

庭をウロウロしている間中、ヒラヒラ飛び回っていたタテハの仲間。↓↓

はじめ、カメラは接写用のレンズを装着していたので、無理と知りつつタテハ蝶に接近。

案の定、すい〜っと崖の下に逃げられましたので、諦めてサンプルを集めておりました。すると、またタテハ蝶は戻ってきて目の前をヒラヒラやりはじめたので、望遠レンズをとりに戻ってから再度、撮影に挑戦。

大抵、レンズをとりに戻っている間にいなくなっているが常ですが、今日はラッキーでした。

 

昨日お話ししていたショウリョウバッタ。

除草し損ねたイネ科の雑草を食べ尽くしてください、とお願いしたいです。


クサカゲロウの仲間。目が金色で、羽模様にも金のスジ、妖精系のデザイン。

最近、クサカゲロウの仲間たちに産みつけられた卵をいろんな場所で見かけます。

卵をぶら下げて飛んでいる成虫が目の前を横切っていったりもして、今の彼らはとても忙しそうです。