遅まきながらユキワリソウ: 生きもの見聞録

今年はユキワリソウの開花がかなり遅めでした。

いつもなら、一番乗りで咲く早咲きの株は２月の上旬には開花が始まって、今ぐらいの時期にはシーズンを終えてしまっておりました。

ところがすこし前からの、昼に初夏のような暖かさになる最近になって、すべてのユキワリソウがいっせいに花を咲かせまして、今回はじめて全部のユキワリソウが揃って咲くのを見ることができました。

とても小さな花ですし、株の成長も緩やかでいつまでたっても小さなままなので、同時に咲いたからといって劇的な景色になるわけではありません。・・・が、まとめて咲いてくれると、ひとつひとつの違いをリアルタイムで観察できるので楽しめますね。

このユキワリソウが毎年の一番手で、

その次に咲くのはこのユキワリソウなのですが、

この薄紫と白の２種類のユキワリソウが咲く頃には、前の２の二つのユキワリソウは散っておりました。

なので今回は皆が勢ぞろいしたことで「こんなにも色模様の感じが違うっ」という新鮮な驚きを味わっています。

確かにソメイヨシノの開花が異例の早さだったことを考えると、ほかにも順番が変わって咲く花があってもおかしくなりませんよね。