秋のコウチョウゲ2015/10/23 19:42


つぼみと花をつけている、紅丁花(コウチョウゲ)の様子です。

今は盆栽風に、小さな和風の植木鉢に入っていますが、今年は、このコウチョウゲにとって受難の1年になりました。

 

突風で植木鉢ごと転落して鉢が割れて、応急処置でいったん地植えにされた後、手頃なサイズの植木鉢が空いたので、今度はそちらに移動。

と思いきや、「もう植木鉢はやめて地植えにしよう」と再び地植えにされ、結局、「やっぱり植木鉢に戻そう」と三たび植木鉢へ。

天災2回と人災1回で、忙しく引っ越しを繰り返しました。

 

そういう刺激でダメになる植物もいるのに、この植物は少々荒い扱いをされても、もともと根が強い植物らしくて、極端に弱ることもなく元気です。

 

花の咲き方も、勢いに強弱はあるものの、春からなんとなく咲き続けている印象があって、星型の小花は、近づけば見入ってしまう可愛さです。

 

なので、地味なワリになかなかの存在感だと思います。

 

ところで、写真は10月始め頃のもの。

今現在は、少し花が減っていますが、ピンク色が微妙に濃くなっているので、花が少なめでも目立っています。

そうやって、プラム色になった花を毎日愛でているうちに、思い切った剪定ができくなり、日が経ってしまいました。

 

そろそろ枝を整えるタイミングだというのに、樹形をとるか、花をとるか、ノロノロと悩んでいる次第です。

 

それに、今年の“コウチョウゲ引越し騒動”も、自然樹形でいこう〜、と思う気持ちが強いばかりに、植木鉢から出そうか、いや、盆栽風に仕立ててみるか、と心がウロウロした結果です。

 

結局、このまま剪定についての迷いがなくなるまで待っていたら、花がひとしりき咲き終わった、ということになりそう。

 

たとえば他の盆栽風のもの、サンザシやロウバイなんかは、ザクザク切ってしまえるのですが、これは、咲いた花が明確に終わりを告げてくれるからだと思います。

だから素人でも、なんとか盆栽風を気取っていられる。

 

同じ育てるにしても、美しく、見栄え良く、というのはハイレベルな技ですね。

どっちにしろ、剪定のタイミングは微妙に逃し気味なので、今週末あたりに剪定を終わらせてしまう予定です。