晩秋を彩る/アシとフジバカマ ― 2015/10/27 20:17

葉を赤く染めているのは、斑入りのアシの仲間。
(ハスと同じ鉢に入れられ、ひなたに置かれている)
晩秋に入ってからは、涼しげだった斑入りの葉の模様がわからなくなるくらいに、一味違う秋の顔を見せています。
秋になると穂がでたり、葉の先が赤紫に色づいたり、イネ科の植物がいっせいに豊かな表情を見せてくれますね。
鑑賞したくなるイネ科もあれば、猛烈にはびこるのがお家芸の雑草扱いイネ科もあり、やれこちらでは愛でろ、あっちらでは引っこ抜けと、イネ三昧。
そんな勢力を増したイネたちに、周囲を取り囲まれる季節も、そろそろ終わりを迎えよとしている様子です。
こちらは見頃を迎えている、白花のフジバカマ。

しばらく前にお話した通り、地下茎で増えすぎないよう、植木鉢に隔離して育てていたつもりなのに、地面から生えて花を咲かせている・・・これで昨年、誤って地植えにしたことがわかりました。
なので、庭の変な所から生えてきた、山野草っぽい何かに、首を傾げる日々はお終いです。
それにしても、地下茎ではびこるものは、間引けばなんとかなりますが、問題は、同じフジバカマでもこの白花は背が高く、庭の中途半端な場所にヒョロ〜ンと突っ立っていること。
邪魔で気になるけれど憎めない存在。
それはもう、道端に予告もなく立っている、微妙な大きさの “起き上がり子法師” みたいなもので・・・。軽くバムバムやりたい衝動に、人間をかりたてる以外に、この白花フジバカマが庭で担う役割は、一体何があるのか考えてしまいました。
どっちにしろ、このままにはしておけないので、何か手を打とうと思っています。
こちらは、葉っぱが変わったタイプのフジバカマの仲間で、やはり花が見頃を迎えています。

庭にあるフジバカマの中でも、驚くほどの長身で、高さは1m30㎝ぐらいでしょうか。
それに、しっかりと直立しているので、植木鉢ごと置きたい場所に移動したりして、庭のちょとしたアクセント役になっています。
花がついた上の部分は、枝分かれして全体的にぶわ〜っと広がりますが、一房切り取ってミニ花瓶に挿しては、「野趣溢れる秋の花」を演出してもらっています。
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