桃色のサヤで美UP中/ドドナエア2016/06/02 19:07



ドドナエア・ポップブッシュが今年もピンク色のサヤをつけて、フワフワ風に揺れています。


心が和む光景・・・「やっぱりこの木は庭にいてもいい」と思い直す瞬間です。

 

正直を言うと、この木が、季節の移り変わり合わせて葉の色が変化するという豊かさと、可愛いサヤをつけるという嬉しい特典を持っていなければ、庭木として育てることを諦めていたかも知れません。

 

・・・と言いたくなるくらい、風当たりが強い土地では管理がしづらい木で・・・。

あいにくここの庭には、明らかに環境に合わない木をウッカリ3種類も植えていて、時々、悩みを育てている気がすることもあるのでした。(嵐の後は特に)

 

昨年の嵐で横倒しになり、支柱も効かないレベルのダメージで半分から切った雄株も、最近になってようやく活気づいてきました。

とはいえ、まだ途中でぶつ切りにされたが痕チラチラ見えるので、ドドナエアの痛ましい切り傷は ”ぼかし効果” で撮影してみました。↓↓

黄緑色の脇芽を、次々に幹から出している様子からは、もうじき、切られた痕がわからなくなりそうにも見えました。

それにしても、上半分をノコギリで切って以来、最近までシ〜ン・・・・・・と静まりかえっていたのに、かつての沈黙がウソみたいに絶賛芽出し中です。


実はこのドドナエアの雄株が横倒しになった災難には、余計なオマケが付いておりました。

アンスンエイシス(クレマチス)が、ドドナエアの倒木に巻き込まれてボロボロになり、おかげで今冬、はじめて花を咲かせられないという、冬をいっそう寒くする迷惑な付録。

(アンスンエイシスは冬に咲くクレマチス/冬の庭を温かくしてくれる)


けれど、このアンスンエイシスもなかなかのツワモノで、たとえ嵐に巻き込まれて大変なダメージを受けたとしても、毎回、驚異的な再生力で復活を果たします。

しかも今回は、地際からほぼゼロの出発をしたのにもかかわらず、ニョロニョロとツルを伸ばし、すでに何事もなかったようにあちらこちらで葉を広げているのでした。

 

嵐で空白になった空間があっても、あっという間に緑で埋め尽くされる様子を見ていると、植物の強い生命力に感心させられますね。