梅雨空に咲く桔梗の仲間とアスチルベ ― 2016/06/08 20:27

キキョウの仲間、イトシャジンはちょうどピークを過ぎた頃ですが、まだ花をたくさん咲かせています。
周辺はずっと湿ったきりで、土という土が重く水気を含んでいる状態でも、イトシャジンの植木鉢はサラッとしているので、このシャジンたちの棚の上だけは別天地。
梅雨で雨天続きだろうが、水やりのための見回りは毎朝欠かせず、雨降りの中でもジョウロを手に、シャジンの周囲をウロウロする日々が続いています。
以前、ここの庭ではニホンのキキョウがなぜかうまく育たない・・・という話をしたことがあります。が、数々の失敗にぜんぜん懲りずに、おととし、かなり強そうな印象の原種のホタルブクロを見つけて、ひそかに鉢植えで育てておりました。
始めは小さな苗だったので、おととしはひたすら葉っぱだらけの1年で終了。
昨年はその葉っぱだらけの株が植木鉢でパツパツになっていたので、大きな鉢に植え替えて終了。
さて、今年は咲くかな?と待っていたら、午前中の日光に当たる時間が少し長かった方の鉢から、うっすらピンク色が混じった花が咲きました。

というわけで、タケシマホタルブクロ。
ぱ・・・く・・・と、ゆっくり花の先端が開いて開花します。
すらっと伸びた先に花がベルのように・・・という美しい構図になりきれていないように見えるのは、咲き始めだからだと思います。
残りのもうひと鉢はどんなニュアンスの白色の花が咲くのか、興味津々です。
1種類だけとはいえ、どうやらここの環境で育てられそうな日本固有のホタルブクロを、見つけられたように思います。
地植えにした場合どうなるのかなぁ? という疑問は残っていますが、この原種のホタルブクロは大丈夫そうな気がします。
もし、これから半日陰のエリアで、ヤマアジサイと一緒にホタルブクロが咲いてくれるようになったら、梅雨の楽しみがまた増えますねっ・・・野望は尽きません〜。
そんな野望の早とちりが原因で、誤った場所に定植されたアスチルベが、埋没状態で咲いているのも今の時期。

植木鉢ではもっと背丈があって、存在感も広がりも感じていたのに、そのイメージで庭に下ろしてみれば、他の草花に取り囲まれて埋没しちゃいました。
(注;背景ボカシ効果で撮影して痛ましい埋没状況を濁しております)
それにしても、せっかく梅雨空の下でフワフワきれいに咲いたのにね、もったいないことになったなぁ。
今は開花シーズン中で手が出せないので、全体が終わった頃(秋)に掘り上げて、いったん植木鉢に戻そうと思っています。
これも、よくある定植ミス。アスチルベは移植が比較的しやすい植物でよかったです。
最近のコメント