スイートピーのその後2016/06/20 20:13

昨年のクリスマス頃に蒔いた、遅蒔きのスイートピーの種は、その後ニョロニョロと元気に育って5月には最初の花を咲かせました。

 

開花のスタートは、この白色と桃色のツートンカラーのスイートピーから始まって、これが咲いてみれば予想以上の愛らしさだったので、喜んでおりました。

ところが、期待の白桃ツートンは何輪か咲いた後、待てど暮らせど咲いた姿を見せることがなく、そのうちに、違う色のスイートピーが咲き始めました。

 

最後まで力強く、ずっと咲き続けたのは、スミレ色とエンジ色組み合わせの、アヤメみたいな色をしたスイートピー。


今でもまだポツポツ咲いていて、けれども、あともう少ししたら終わりそうです。

あとは種が収穫できる日まで待つばかりになるでしょう。

 

ところで、このスイートピーは種を収穫できる固定種です。


種まきを忘れていたせいで、遅い時期の発芽、という影響もあったのか、芽吹いた後に育った種は全体の半分くらいの1012個くらいでした。

さて、この固定種のスイートピーにかける理想&目標は、とにかく細く長く、種からとった花を、毎年咲かせ続けられること。

今回の様子から見て、10〜20個くらいとれれば十分満足です。


といかにも無欲な風に言っていますが、これは恐ろしく低い実績からくるものです。

 実のところ、固定種の種から育てて種を収穫するというチャレンジは、この5年で一度もうまくいっていません。

きっかけは家族の要望。

「花もいいけど、野菜は?」ということで、 ”種も育てるプランター菜園” という命題で、何度か試していたのは、種もとれて、種から作る野菜。

けれど収穫どころか、発芽してしばらくしたところで全滅というパターンの繰り返しでした。


何がいけないのか見当もつかない。

それである年、ピーマンの苗を一つ買ってきて “野菜とは?” というテーマでピー太郎という品種名のピーマンを育てましたが、結局ピー太郎には申し訳ない結末になりました。


その後、減農薬の野菜や穀物を作って、車で売りに来るプロの方に伺ってみたところ、「野菜と花は違う、花のことはわからない(ノウハウが違う)」と話してくださいました。

 

「そうか、じゃぁ種から育てるなら慣れている花で」・・・いつの間にか、プランター菜園プロジェクトは立ち消えになりました。

その代わりと言ってはなんですが、庭で咲いたスイートピーはピー太郎と呼んでいます。