葉っぱという名の葉っぱ2015/01/28 13:35

不思議な葉っぱです。
普段はくるりんとした葉っぱがピカピカ可愛く、冬はレトロ調になります。

あるガーデナーにもらったものですが、その方は、日本古来の在来種の草花の名はよく知っておられるのに、昨今の外来種の草花/樹木の名前となると、覚える気がなくなるご様子で。
「あのね、オーストラリアってーのがだめだね」としきりに言っていました。
(オーストラリア原産の植物が不得意と言いたい)

ただ、この不思議な葉っぱのことはとても気に入ったらしくて、家の中に便利だからと、2〜3本挿し芽用に切ってくれました。
この葉っぱのことを、「葉っぱ」「葉っぱ」と呼びながら・・・。

ということで、今日はこの不思議な葉っぱの暮らしぶりをご紹介。

真冬になって、葉脈が紫色になりました。
写真は、紫色の筋が細めでオシャレですが、葉っぱによっては、大動脈みたいに極太の血管文様になっていて、注射が嫌いな人には不吉な光景にも見えそうです。

この不思議な葉っぱは、水に挿したら、すぐに根っこが出てきます。
それはもう、速攻。

しかも、うっかり水やりを忘れて、危機的にくった〜となっても、水をあげれば “起き上がり子法師”みたいに、前後を感じさせない復活を果たします。
なので、水不足で葉先が枯死したということもなく。

まだまだあるぞ〜。
家の殺風景で暗い場所によく耐える、すごい子なんです。

室内の暗い窓辺だろうと、照明の明かりだけが頼りの場所だろうと、ずっとグリーングリーンしていますから、ただ者じゃありません。
(*成長スピードは落ちます)
ちなみに写真の子は、西日の入る角部屋の明るい窓辺でずっと元気に暮らしています。

「こんなのあったらいいな!」
という人間の都合を、この植物はうまい具合に満たしてくれているのに、未だに、流通しているのを見かけません。
人気がないのかな〜? それとも、途中で絶滅イケナイ指定に分類されて? たまたま流通しているところに行き合わないだけなのでしょうか?

どこかで見つけられたら、名前もわかるのに。

もしや、ここで育つうちに、独自の進化を遂げてしまって、元の姿をとどめていないとか。

う〜ん・・・。

この不思議な植物を、もしどこかのお店で見かけたら、家に連れて帰って色んなところに置いてあげましょう。


余談で
下にさがる植物を室内に飾るのは、あまりよくないとも聞きますが、もともと溢れ出す水みたいにジャバーッと下に流れてゆく植物が好きなので、気にせず飾っています。