平行線の上と下で/チンチラと猫の交流 ― 2015/08/18 21:11
近所の桜の木は、猛暑が続く立秋の頃から落葉がはじまっていて、そろそろ次の季節に移り変わる準備をしています。
飼いならされたペットでも、気温だけでなく日の長さとか、人には察知できない太陽の位置情報なんかを元にして、換毛したり、栄養を溜め込んだり、ちょっぴり発情してみたり・・・。
日の長さや季節感を、日常的に把握することのないハムスターが好例で、空調が整い、人為的に明るくなったり暗くなったりする部屋の中で、季節ごとの支度をちゃんと整えるのですから、凄いな〜って感心させられます。
ということで、今日は、室内で暮らす動物たちのその後の様子をお話ししてみます。
チンチラ(げっ歯類)のじずー(ズー君)は、春先のカカト大出血事変以来、この3ヶ月はまったく流血することもなく、穏やかな日々を送ってきました。
下の写真は、砂浴びの後、砂にまみれて微妙に白っぽくなった姿で、夕飯にかじりついている様子です。

今年のはじめ頃の話題で、猫の影響なのか、突然げっ歯らしからぬ「にゃーっ」という奇声を時々発するようになった、というお話しをしましたが、結局その後、月に1〜2度の割り合いで猫風の雄叫びをするのが、日常になっていました。
「にゃーっ」の理油は謎ですが、ケージで暮らすのが常識だったじずーからすれば、目の前をチョロチョロする自由なダン君の登場は、強烈なインパクトだっただろうと予想しています。
何の時に、猫風に叫びたくなるのかは、いまだにコレというものを発見できていないものの、ふいに「にゃーっ」と叫びながら急旋回しつつ降下/急上昇、と一気にケージ内を駆け抜ける動きは、発散の衝動にかれているみたいな感じにも見え・・・。
とりあえず、散歩とスキンシップの時間を増やして、様子を見ていました。
その甲斐があったのかどうかわかりませんが、この1ヶ月半、猫風雄叫びと大旋回音は耳にしていません。
猫のダン君のほうはというと、先住者としてインプットされている、チンチラとウサギとハムスターに対して、好奇心と尻込みする反応を続けています。
そんなダン君、飼い主がじずー君の朝夕の世話をする時は、「アイツといちゃつく時間だな?」と言わんばかりに後からついてきて、毎回、背後から一部始終を見ています。
で、チンチラを撫で撫でしながら、語りかける飼い主の背中を、ツンツン、ツンツン・・・ツンッッツンッッ(爪だして)・・・控えめなしつこさで、ジェラシーを表現するのが日課です。
ダン君を気にするズー君と

ズー君を気にするダン君

今日の夕刻、2匹の間の、謎の確認作業の様子ですが、あっちとこっちで、お互いに見合って動かないので、簡単に写真に撮れてしまいました・・・。
(猫さんの目線から15センチほど上の高さに、チンチラがいます)
2匹の仲は平行線でございますが、犬猿の仲というわけでもなく・・・ただしズー君は、同じ平行線でも上のほうの線になるよう、猫が近づいたら、つねに上から目線の位置に陣取るのでした。チンチラだから高いところが好きというだけではなくて、警戒心とか、マウンティングとか、何かの意思表示があるのかもしれませんね。
(お話の補足;猫のダン君、大きくなるにつれて、遊びたいばかりに、ケージの外からチンチラを追い回しはじめたので、いたずら防止のために、チンチラのケージを常時パーティションで目隠しするようになりました。なので、ダン君は自分がズー君よりも、かなり大きくなっているという自覚が、あまりないかもしれません)
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