吸ってる空気が違うんだ/猫とウサギの交流 ― 2015/08/19 20:37
昨日の、猫とチンチラ(げっ歯類)の謎の交流風景が第一弾なら、今日は第二弾ということで、ウサギと猫のすれ違いに終わった交流の模様をお話しようと思います。
まずは、遊びたい盛りのラグドールの様子を1枚。
結論から言えば、今も一人遊びをするか、人間に遊びをせがむかで、我が家の先輩小動物たちは皆、猫の遊び相手にはなりませんでした。

そうは言っても、まだ猫のダン君が小さかった頃は、ウサギのみっふぃー(フィー君)にとって、新参者の子猫は驚異ではありませんしたので、ミニ交流ぐらいはできていました。
猫のほうも、先住者のウサギの匂いを気にして、低姿勢で様子を伺っていることがほとんどでしたしね。
それが、猫さんが成長するにつれて、ウサギと猫の体格差が歴然としてきて、特に、体が小ぶりで750~60グラムしかないウサギのほうが、勢いで圧倒されるようになりました。
とはいっても、根拠のない自信に満ちた我が家のチンチラ(げっ歯)と同じように、ウサギのフィー君は、勝ち気で怒りん坊。
普段は、人間の異性に対するアピールに余念がありませんが、ケージに手を入れる全ての者にブチ切れ、子犬のような声でガウガウ唸りながら、一瞬のうちに頭突きを食らわし噛みつく・・・強烈な縄張り意識の持ち主でもあるわけで。
※去勢していません
なので、猫のダン君がウサギのフィー君よりも大きくなったあたりで、猫がはずみでウサギを打ち負かして、フィー君の“ウサ魂”をくじきはしないかと、心配するようになりました。
そうするうちに、2匹で対面中、フィー君が急いで飼い主のほうに駆け戻ってくるようになり、一体何ごとかと思ってウサギの方にかがめば、膝のうえばかりか肩にまで駆け上がってきて、“ネコから避難”する始末。
結局、一緒に遊ばせるのはやめにしました。
以来、フィー君の散歩は、ダン君の前足がダイレクトに届かない場所で、行われるようになりました。
猫は遊びたいだけなんですけれど、ウサギのほうは、肉食系にやっつけられる感じになって、「イヤだ」と思うようになっちゃったみたいです。
もし、もっと体格が大きなウサギさんだったら、露骨にやられている感じには、ならなかったでしょうにね。
そもそも、猫にほぼ同格の遊び相手がいたうえで、小動物も混じって遊ぶ形なら、ウサギ1匹に猫のアタックが集中しなかったはずだしなぁ。

さて、真上の写真は、庭用の木製フェンスを使った防護壁の手前で、中立ちになっているフィー君。
その視線の先には、よく見れば、背を低く身構えたダン君が、格子縞に成りすまして写っていたりします。
(フェンスの下の格子のひと升が、猫の黒い顔の模様で占められています)
この時、2匹の視線はバチバチ合っていて、その後、ヒューんとウサギさんがこちらに走ってきて、「変なコいるよ」って人間にまとわりつく・・・。
こういう時のウサ兄は、猫ブラザーから獲物を見るみたいな目で見られているのが、微妙に気になるみたいで、遊んでいる間も、落ち着かない感じになってしまいます。
なので最近は、隔離した場所で遊ぶことが増えていますが、まったく合わせないというのも良くないので、適度に、顔合わせをしている次第です。
フィー君に避けられているダン君、ちょっと気の毒?
いえいえ、未だに、ウサギの兄さんとアタックごっこしたいなって感じで、どう思われているのかなんて、気にしていないみたいです。
ウサギの世話をしている間の“猫ジェラシー”も、相変わらず炸裂し続けていますしね。
ウサギ的には、「なんかさぁ、空気読んで欲しいよね〜」ってところでしょうか。

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