5月の花にマルハナバチや甲虫が飛来中 ― 2017/05/08 16:56
やりそびれたままになっている植え替えは、日本の北を寒冷渦が通るらしい今週末に期待して先延ばしです。
今日も朝から暑くなりそうな天気でしたので、朝のうちに庭の様子を写真に撮ってしまいました。
すでに午前9時の段階で日差しに痛い感じがありまして、強すぎる日光に撮影しづらい植物も幾つかありましたが、生きものの活発な様子を見られましたので、早めに庭にでてよかったです。
今朝、印象的だったのは、脱皮直後のクモを3匹も見られたことでしょうか。
各クモはサイズも種類もそれぞれ違っていましたが、今日は朝からクモ達にとって脱皮日和だったのでしょうね。
新しい体がまだ固まっていないというのもあるのでしょうけれど、動けないのかなんなのか、こちらの接近&ツンツン行為に対して、ゴミか生物の屍体でも装っているかのように、じっとしたままでした。
ゴミになりきっているのかどうか、クモのそれに関して詳しくありませんが、脱皮は命がけの行為なのだと感じました。
ということで、最後までピントを合わせられず、何が写っているのか曖昧な結果になったわりに花は綺麗に撮れている、ゴミっぽい何かが辛うじてクモ?とわかる写真がこちらです。

次はマルハナバチの話題です。
彼らは今日は、咲いたばかりのイワナンテンに集中的にとりついていました。


近くにコロニーがあるのでしょう、アーマンディが咲く頃から庭にやって来ていて、季節に移ろう花に合わせて庭に立ち寄ったり、宙を通り過ぎていったり・・・。
2週間前には何があったのか、1匹のマルハナバチの見るからに痛い目にあった亡骸が転がっていて、昆虫の世界の大変さを垣間見ました。
ふわふわとした毛に覆われている、丸っこい大きな体はどこにいてもとても目立ちますから、年に2〜3回は、このハチが庭でゆっくり息絶えてゆく姿や、すでに息絶えた亡骸を見つけたりして、そのたびに一体なにがあったのかなぁと思いを巡らせる次第です。
ミツバチに比べると、彼らはこちらの接近にかなり敏感で写真に撮りづらいのですよね。
でも今日は、マルハナバチとしては“長居”レベルと言ってもいいくらいに、珍しく夢中で蜜集めをしていた様子でした。
イワナンテン(アメリカイワナンテン)は、植えられている場所の影響で表情が随分違ってくる植物です。7年くらい前、シェードカーデン用に何株か購入してあちらこちらに植えてみたところ、写真の通り、クモやマルハナバチが集っているイワナンテンが最も美しく育っています。
日当たりが良い場所では斑入りの葉の色は色褪せて、花も全然パッとせず、しかも何故かムキムキとした雑草系低木という感じになるので、木陰が作る半日陰で育てられたい植物のようです。

一見して、食べられそうなものが見当たらないイソトマのところで、いったい何をしていたのでしょうか。
どちらかというとアブラムシが少ない庭なので、同じテントウムシの幼虫にしても、アブラムシ以外の何かを食べる種類なのでしょう。
イソトマはこれから花の数が増えるところです。育て方に書かれているのは、越冬しても2年目の株は花が少ないという説明と、その反対の説明もあって、異国出身の花だけに条件次第のところがあるようです。
見た所、昨年と同じくらいの量の花を咲かせそうな気配ですから、暖かい土地にはよく馴染むのでしょう。

最近、とみに開花スピードが加速したマーガレット/チェルシーガールには、今日も小さな甲虫がとまっていました。
この花にやってくる虫はたいてい花粉に埋もれているものが多いので、花粉に秘密があるのだろうと想像しています。
このチェルシーガールについては、多花なだけでなく、方々に茎を伸ばして大きく育つので、年に2回はドカンと思い切った剪定をしています。
花が咲く前にバサリと切ってスカスカにしても、夏に向けてアッという間にウジャウジャになるので、菊の中でも根付いたら心配のいらない菊だと思います。
庭で何年目になるのか忘れてしまいましたが、目下、高さ120センチほどの“低木”のようになっています。
こういう風に説明すると、いかにも鬱陶しい感じのマーガレットに思われそうですが、葉っぱが細くて青緑色なせいか鬱陶しさは半減しています。途中で下葉が枯れて見苦しくなっても、枯れた細い葉っぱは手でシャラシャラぱらぱらと払いのけることができるので、扱いやすいマーガレットです。(感じ方には個人差があります)
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