神秘の昆虫日和 ― 2017/08/04 18:41
日によって庭に昆虫がたくさん飛来したり、住んでいる昆虫の活動が活発になる日があるようですね。
実は昨日がそういう日でした。
一瞬で蚊の大群にたかられ、足先から頭まで刺されないようにガードしなければなりませんでした。
歩くとモンキチョウ、シジミチョウを踏みそうなることもありましたし、宙にはアゲハ、蜂……がブンブンヒラヒラ舞っていて、一斉に活発になる理由を知りたくなりました。
たとえば、ウサギとチンチラにあげているレモンバームは、ゾロ出現した何匹ものバッタに群がられて、いきなり穴だらけになっていましたし。

このレモンの香りがする葉っぱは、草食の生きものたちに大人気ですね、
こうして集団で群がられると「そんなに美味しいのか?」と、ついつりこまれてしまい、急にハーブティーにしなかったことが惜しまれました。
庭のあちらこちらで見かけていた小さなカマキリたちも、成長とともに散り散りになっていったようで、あるものは新天地へ、あるものは天国へ、見かける数が減り続けるばかりの昨今でした。
そんな折、昨日はそれなりに大きく成長した姿(10センチあるかないか)で何かを見据えている若いカマキリを見つけることができて、これはもう昆虫日和だと実感。
さっそくカメラを構えると、こちらをチラッと見てまた視線をもとに戻したので、その貫禄に感心させられました。
というのも、大抵はこちらにギリギリと力のこもった視線を送りつけてくるか、ファイティングポーズになるか。
すぐバトルモードになるのは♂で、淡々と餌に注視しているのは♀? そんなことを考えていたら、またチラッとカマキリがこちらを見ましので、逃げられる前に慌てて撮ったのがこの1枚。

やはりこちらの気配を邪魔に感じたようで、静かに潜伏できるポジションを探すためなのか、クレマチスの葉とツルが作りだす陰に向かってゆっくり移動していきました。
鬱蒼としやすいクレマチス・アーマンディは、毎年カマキリの狩りの舞台になっていて、昨年は卵を産みつける場所にもなりました。
……そして夜のうちに雨が降り、朝にはそこいらじゅうが雫だらけになった今日の庭は、昨日に比べて蝶もバッタも、蚊すらも目立たないように感じました。
この差を作り出しているのは何でしょう。毎度のことながら興味深い出来事です。
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