ラストらんちゅう ― 2017/08/07 19:13
新規に購入した金魚によって持ち込まれた、脅威的な感染力を持った伝染病にやられて、あっという間に弱ってしまったといった内容でした。
ということで今日は、その後の残念な顛末をお話しますので、読んで楽しいとは言い難い内容です。『今、ブルーな話はちょっと』という方は、ここでイチヌケしてくださいね。
・・・話を続けましょう。
結局ランチュウたちは、先週の土曜の朝までに全滅してしまいました。
死に至るまでがあまりに早すぎて、ウイルスの凄まじい威力に愕然とするばかりでした。
確かに、ウイルスを不活性にする対策で保温治療を開始すると、一瞬だけランチュウたちは活気を取り戻したかのように見えましたが、そんな元気な様子は半日持ったか持たないか。
合併症を起こしてみるみる変わり果てた姿になっていって、モウロウとしている様子を見ているしかありませんでした。
ウイルスの伝播元となった新参の金魚たちは、見た目にほぼきれいな状態でバタバタと死んでいったのにたいして、ランチュウの水槽できれいな体のまま沈んでいたのは最初に死んだ1尾だけ。
それ以外の子たちはみな、抵抗力の急激な低下で常在菌にも全身をやられてボロボロになり、最後は体のところどころから血をにじませながら星になりました。
金魚のこのような末路を見るとは思いもよりませんでした。
mixのランチュウを始めて迎えからというもの、それまでの金魚に対する認識を大きく塗り変えてくれたランチュウたち。
そういうこともあってか突然の別れが残念でなりません。
ウイルスに汚染された水槽や器具は消毒した後にすべて処分、アクリルはよく燃えるので、辛うじて消毒を免れたウイルスがいたとしても焼却場で熱処理されるでしょう。
“流し”には原液の塩素と熱湯をネチネチかけまくって鬼の消毒を済ませました。
このウイルスは、そのまま排水に流せばどこかで生きていそうなので、徹底的に・・・。
それにしても、どう思い返しても感染ルートがほんとうに消毒済みの金魚の網だったのかどうか、ハッキリしていません。
新参の金魚たちにはその網を使いましたが、いつものように消毒した後、それをランチュウに使った覚えがありません。
記憶がおかしい?
それで神経質になってしまいまして、というのも、たとえば餌やりの時に、汚染された水滴が人間の手ついて、それが餌を経由して隣りの水槽に感染したということも、このウイルスなら起こり得るワケで・・・。
未知との遭遇にひっくり返ったのは、とどのつまり、無知だったからだね。
部屋から”らんちゅう”の泳ぎ回る水槽が消えて寂しくなりました。
最後に一ヶ月前の写真。
黒さゆえに顔がよく見えなかったのに異様に可愛かった黒ランチュウと、

動きもフォルムも愛らしかったモミジランチュウ。

楽しかったナ。
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