生きもの見聞録

といっても、花をつけたのは一箇所だけで、かなり控えめな咲き方をしていますし、他に続けて咲きそうなものがあるでもなく、シーズン外れにふと狂い咲いた印象です。

白富士については、他に地植えで大きく成長している株もありまして、そちらは通常のヤマアジサイと同じく梅雨の頃に咲いたきり花は終わっています。それに、何年か育てている限り、地植えの白富士がこれまで２期で咲いた記憶もないので、今回この鉢植えの白富士には何か違うことが起きたのでしょうね。

まぁ、花の少ない時期の嬉しい誤算は大歓迎です。

そんな今夏は、気に入った花色のニチニチソウをひとつだけ購入して、庭の真ん中におきました。

色と雰囲気がおいしそうな和菓子のようなので、つい１苗。

（アルカロイド含有　食べるのはNG）

最初はもうちょっと肌色の花が咲いていたのに、今はどう見ても桃色に見えるので、あれ？　花の色が変わる植物だったかな？　と不思議に思いながらも、微妙な表情の変化を楽しんでいます。

これなら庭に植えて、小さな木になるまで育ててみたい気もしますが、亜熱帯系の植物だけに日本の冬は到底無理な様子。夏の元気の良さを気に入っても、13度を下回るだけで寒くて生き残れないのであれば、１年草扱いが正解です。

相変わらず夏の庭は花不足でございます。

しかも今夏は、この何年もの間、花壇の中心後方にいたマーガレット／チェルシーガールがふいに死滅してしまい、見慣れた花壇に大きな空白ができました。

その空いた場所に何を植えましょうか……。

好きな花と育つ花が一致していれば、それで言うことはないというのに、あれこれと欲を出すものですから、しばらく考えがまとまりそうにありません。