ツタの実と葉と紅葉と2017/09/05 18:20

その日の気温や朝晩の最低気温によって、このところ空調がいらない日が多くなりました。

何となく秋っぽくなったせいか、ヒメヅタの赤い色を目にとめる時間が長くなりまして、そろそろブドウの仲間たちの季節だなと思った次第です。

ヒメヅタは、落葉している時以外は、赤みがかった独特の緑色か赤い色の葉をつけているのでさすがに夏の間は暑い色をしているがために何となく注目されません。

そんなヒメヅタにも実がついて、鑑賞はこれからが本番です。まだとうぶんの間は葉っぱを落とさないので、”火”のような葉を楽しめそうです。

 

同じツタでも斑入りのヘンリーヅタ(下の写真)は、涼しくなったある日、数日のうちにバラっと葉を落としてしまいます。

葉っぱはところどころが斑入り模様のままに、赤や黄や朱色に変化していて、これからがもっともきれいな時期だと思います。

紅葉がすすんでいる部分↓

きれいだなぁ〜と眺めていると、ふいにバラバラっと枝だけになる呆気なさがあるので、紅葉がすすんだら「そろそろかな?」というふうに気持ちの準備をしようと思っています。

ともあれ、今年は黒い実をたくさんつけたので、色とりどりの葉の間から黒い実が見えてなかなかステキになりました。


同じくヘンリーヅタ。(・・・として売られていました)

葉っぱも、枝垂れるように伸びるツルも小さくヒョロッとしていて、ライム色の薄く乾いた葉は頼りない印象ですが、ずっと屋外で育てられていて見た目のわりに強いです。


それで今年の植え替えでは、何本かツルを切って水につけ根出しをいたしました。

もっとまとめて植えたほうが、鉢からキレイに枝垂れる様子が見られるかも知れない、と思いまして、それで来年試しに植え直してみようと計画中です。

ちなみに、この線の細いツタはこの先も目立った紅葉はないままに、実もならず、落葉していつものように一年を終えるはずです。

 

さて、ヘンリーがいっぱい、こちらもヘンリーヅタでございます。

紅葉中の斑入りのヘンリーとも、小さなライム色のヘンリーとも葉っぱの質感が違っておりまして、こちらは葉に厚みがあります。

若い葉の中心に模様が入るところが魅力のひとつで、ツルの伸びる勢いはなかなかのもの。

このツタは、先月、外出先で見つけて手に入れたばかりのものですから、まだウチへきてから日が浅く、詳しい様子については理解不足です。

ただ、庭にあるツタのなかでも目に見えて成長スピードが早いので、素早く生い茂るタイプのツタということだけは確かです。


……で、最初から植木鉢でコンパクトに育てるつもりでしたので、この栄える勢いの凄い強健ヘンリーは狭い鉢の中でどんな風になるのやら?

ヒメヅタみたいにおさまってくれると手間いらずでいいのにな。