実のなる木の実2017/11/16 17:37

ミツバハマゴウ(プルプレア)にとって、ここ最近の気温は寒いうちに入るのか、ゆるやかですが葉っぱが内側に巻くようになりました。

なので葉の裏側の色がよく見える状態になっていて、いい具合にこの木の晩秋の表情になっています。

 

たわわに実がなっている様子がこちら。

実というよりも種といった感じですが、重たそうに垂れ下がっているのがいかにも秋らしくて摘んで花瓶に飾りたくなりますね。

ちょうど、写真のこの実は崖から宙に向かって垂れ下がっていて、鑑賞しづらい位置にあるので、枝の間引きにもなるし、観賞用に切ってしまおうかと思う日もございます。


そんなミツバハマゴウも、真冬になる頃には寒さに負けてしまって枝先から枯れ込み、例によって木全体がボサボサになるでしょう。なので今がキレイな姿の見納めです。

 

いつの間にか草や木の葉の量が減っていて、そろそろ庭も寂しくなりだしました。

今年は鉢植えのクリスマスブッシュが夏前に枯れてしまったりして、庭から2〜3の植物が消えました。

それで冬の間でも鑑賞できる常緑の植物で、なるべく強くて育てやすそうなものを探してGETすることにしました。

 

まず日陰エリア用に手に入れたのが育てやすそうなカラタチバナと、“お試し”でアリドオシ。

とってもきれいな苗が手に入ったので、ホクホクしながら植え込み予定の場所に置いて思ったことは、もっと数量があってもよかったのかもなぁということでした。


このカラタチバナを購入直後、「近くまで来たらから」とウチにたち寄ったウオトモ(魚友)が新品のカラタチバナを見て大喜び。「やっぱり日本人はすごいんだ……」と意味不明の導入と展開で熱く語りはじめまして、どうやら日本人の品種改良の技術が凄いということらしく、カラタチバナに端を発した話しは観賞魚達の改良譚へと流れていきました。

(調べるとカラタチバナの品種改良は今は盛んではないようですね)


さて、このカラタチバナは確かにヤブコウジの仲間らしく、ぱっと見、野趣があって存在感もじゅうぶんなので、印象だけで判断すると「1株でいいや」と満足してしまいますね。

ところが地面に置くと、景色に溶け込んで静かな雰囲気に変身。

こんなことならもっと買っておくんだったと今回は少し後悔いたしました。

地下で地下茎をのばして増えるわけでもないようなので、木の根元や日陰のコーナのアクセントとして使うか、数で魅せるか、それとも盆栽風にするのか、どの植え方でいくのか目下悩み中です。

 

こちらは試しに購入したアリドオシ。樹木の先生に教えてもらって以来興味を持っておりました。

それにしても手に入れた直後のアリドオシのなんとも美しいこと。全体が20〜30センチに茂った充実株で、生産者の方々にどんな育て方をすればこうなるのかお尋ねしたくなりました。


小さなツヤツヤした葉と針は、クリスマスや正月に飾られそうなデザインで。(魔よけとか)

手元にあるガイドには、やや暖かめの地域の林床に生えている、とのこと。

ん?ぬるい地方の雑木林の根元に生えている小低木ってことでいいのかな?


林床といえば日陰系の植物が生え、落ち葉が降り積もっていて、季節の菌類なんかが時々ニョキっと生えるような場所。適度な暗さとモイスト感、心地よいヒンヤリ加減、もしやアリドオシは少しばかり扱いが難しい? 果たして来年の今頃どうなっているのか今から楽しみです。


ともあれ、まずは冬対策。この植物は寒い風が嫌いらしいので、少し空気がこもるような工夫をしなければ、さっそく今年の冬の間に葉っぱを落としてしまいかねません。

うまく育てば赤い実もなるみたいですが、それ以前に、美しく葉が茂る状態を保てるかどうか怪しい……。なので実は結実したらラッキーくらいに思っていることにします。



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