金魚の長期停電対策の顛末2018/06/15 18:36

もうじき夏至ですね。

今日のお話は停電対策と称してベランダへ引っ越しさせた金魚について、その後の顛末です。


ずっと室内で水槽飼いしていた2グループの金魚たちを、ベランダに用意した2つのトロ船にそれぞれ移動させてから、そろそろ2ヶ月が過ぎるか過ぎないか……予想にもれず、トロ船の水はあっという間に青水になりました。

ですが、金魚たちは広くなった水槽で元気に泳ぎ回っていて、餌の時間になると水面近くに赤や白の模様がチラつかせては、パシャパシャとにぎやかな水音をたてています。

 

参考までに、こちらが引っ越し直後の、透明な水に放たれたばかりのオランダシシガシラとアズマニシキ。

今は青水が彼らの姿を保護しています。(薄っすらとしか見えない、と言いたい)

 

それにしても、やっぱり屋外の水管理はザバザバと差し水ができて、半分水換えも簡単に済ませられるので世話もしやすく、金魚も快適そうな様子です。

確かに、屋外の水槽は季節によって青水になるスピードもUPするので、この飼育方法だと鑑賞は二の次になりますが、育てやすさを取るなら個人的には屋外の2Fベランダがナンバーワンです。(庭だと野生動物対策が少々大変)

 

ところでこのオランダとアズマニシキ、リュウキンが混泳する丸型金魚グループは、トロ船に移動したての最初の頃、試しにエアなしで管理してみました。

元々、長時間の停電が起きた場合の対策を考えて移動したのがコトの始まりでしたので……。

それで、金魚1匹に対して必要な水の量を計算したところ、エアレーションがなくてもイケそうな雰囲気でしたので、試しに……。


結果は、トロ船の大きさ&水量に対する金魚の数より、金魚の大きさによってエアレーション無しで入れられる数を優先して計算するほうがアクシデントを避けられそうだと学習。


結局、金魚のサイズと実際に消費される酸素の具合って、水質や水温でも変わりそうですし、最終的には試して様子を見ながらでなければわからないものに違いありません。


顛末としては、エア無し管理を始めてからというもの、日に日に金魚が動かなくなっていって餌を食べる量も格段に減り、1週間を過ぎる頃にはそれぞれの金魚が持つ弱点(病気)が噴出するばかりになりました。

当然、薬浴をしてエアレーションを開始。

エアレーションが始まると次第に餌を食べるようになりまして、それで病気も早くに完治いたしました。

(健康で元気な子たちなので無事に回復できました/慣れない人は真似なさらぬよう)


今、金魚たちに用意している条件では、長時間の停電が起きたときに酸欠対策ができない、ということになって、金魚を引っ越させた当初の目的をいまだに達成できていないことになりますね。

成長して体が大きめの金魚は、思っているより大きな容器が必要とわかりましたし。

 

これ以上水槽のサイズアップは難しいので、残るはベランダに常備している汲み置きの水……この水入れに使っている容器をいつでも金魚が放せるようなものに替えて、停電が長引いた場合に金魚を振り分ける……というのが酸欠対策の近道で、しかも低コストで済みそうだなぁ〜と思っているところです。