湘南平から西丹沢へ2018/07/09 16:20

昨日は、河川の調査場所を下見ついでに湘南平へ立ち寄りました。

6月に2回ほど訪れたときには、木の上に2匹の大きなカタツムリがいるのを見つけたり、テレビ塔にスズメの巣があって親鳥が出入りしているのを見ることができました。

こちらが前回訪れたときに、擬態風に木に溶け込んでいたカツムリで、


こちらはテレビ塔のスズメの巣。丸い穴からヒョロヒョロ出ているのは巣材で、白い配電ボックスみたいな鉄の箱が巣箱にされていました。オシャレで都会的なデザインだと思うのは人間だからです。

一ヶ月前の当時、箱の中からはチキチキとヒナの声がしていました。


で、今回はお昼どきに食事をしようと寄ったわけですが、きっと天気が回復たからでしょう、人で賑わっておりました。鉄箱のスズメ一家もきっといなくなっているだろうと思いまして、巣があった場所へは行きませんでした。

 

展望塔から360度を見渡すと、江ノ島の方角は晴れ。写真の中央あたりに江ノ島があるのですが……。

真ん中あたりをフォーカスするとこんな風に江ノ島が。記念撮影をしていた人たちは江ノ島を背景にポーズをとっていましたが……ちゃんと撮れているといいですね。

 

大磯の方角も晴れ。

右側がアオバトが集まる磯のそばの漁港付近で、海岸に沿って旧東海道の松並木が写真の左側に向かうように伸びています。

 

余談ですが、この展望塔でぼんやりしていると、運が良ければアオバトが磯へ、丹沢へ、海へ山へとハタハタ飛んで行くのを見ることもできます。

(アオバトとはこちらのハトでございます)

 

丹沢の方角は暗く曇っておりました。

ついでに言うと、この日も富士山は見えませんでしたし、そもそも西日本の方角の空は、天候がとっても悪かったことをうかがい知ることができるような重たい景色をしていました。

 

……さて、展望塔のレストランで地元産のおいしい野菜やお肉をいただいたあと、湘南平から西丹沢へ移動。その途中に小さな小さなヒマワリ畑を見かけまして、ほんの一瞬、暑さを忘れて嬉々といたしました。

すっかり夏、いつの間にかヒマワリの季節になっていたのですね。見ているだけで元気になれる花です。

 

寄り道しながら調査ポイントの丹沢にたどり着くと、西丹沢ではネムノキが淡いピンク色に染まって満開になっているのを何度も見ることができました。

鉢植えで育てていたヒネムが枯れていらいのネムの花……いつ見ても、この花の雰囲気は暑い夏への不満を忘れさせてくれますね。

……って、なんとか写真に撮れたネムノキの花は、花が終わりかけているのか、これからなのか、満開感はございません。まぁ、なんとなくネムノキの花の雰囲気が伝わればいいかと。

それに、走行中に微妙な位置で満開の美しい木を見かけても、停められずにパスするしかないときって結構ありますから……。

 

最終地点で咲いていたヤマユリ。

ヤマユリも方々で咲いていて、シーズンたけなわだった模様。花の真ん中の黒いものは蝶々です。

この野生のユリは、黄色の華やかな模様で、手の届かない崖の上からこちらを見下ろしていたりするからか、山の奥ではヒマワリのように明るい花です。

ゴージャスだな〜と思いながら、崖に谷間に点々と見えるヤマユリを眺めていると、沢からおりてきたシカが1頭、トットコ歩き去る姿を目撃。

夏の毛? かなり赤いので(明るいオレンジ色)目立っていたような気がします。


ウサギやシカってよく見かける野生動物ですが、とくに日本では、シカとイノシシは見つかった場合ご飯にされてしまいますよね。

そのせいか「次に会うときはお皿の上ってのはナシだよ」って、つい無事を祈ってしまいました。