嵐のアト ― 2018/10/01 19:49
夜来の台風のあまりの騒々しさに、睡眠不足気味の今日。
暴風で、家の周囲のモノがさんざん破壊される音が聞こえてきていましたが、どうすることもできず、台風が去る夜明け頃までヒヤヒヤしながらウトウトしていました。
で、朝になって庭へ出ると、普段から強風対策を施してある重量級の大きな鉢植えが、あっさり倒されていました。
今後もこのようなレベルの台風の進路にあたるのが常態化するとしたら、違う対策を考えなければやっていられなくなりそうだなぁと思いつつ、空いた時間を庭の後片付けにあてました。
庭木は2本、完全に傾いてしまいました。
そのうちの1本の傾き方は致命的で、家の壁にぶつかっている状態。
ずっとシンボルツリーとして育ててきましたが、これまで通りのやり方ではもう手に負えないな〜と痛感しました。

いちおう、傾きがよくわかる1枚です。(壁と窓にぶつかって止まっている)
これから幹を太くしてゆこうというときだったのにな〜。
傾いてしまった木を見上げると、美しい色の葉が青空にはえていて、そこに緑や橙色や赤のグミの実もなっていました。

この木の今の時期の魅力が満載中だったのに、真横に倒れてしまった以上、木のほとんどを伐採するしかなく、残念でなりませんでした。
ということで、すでに今日の大まかな伐採で木は3分の1しか残っていません。
残りの作業は週末に……ただし根元から完全に斜めになってしまっているのを、もとにもどせずにいるので、このまま同じ木を継続して育て続けることは難しそうです。
なので、挿し木から苗木を作ってまた植えるか、諦めて違う木を植えるか……。
やっぱり、春になれば香りのある小さなクリーム色の花で木が染まるってステキなので、その光景を思い出すとまた植えたくなってしまいそうですが……さてどうしたものやら〜。

もう一本の傾いてしまった木は、すでにゆるやかに傾いていたところに今回の嵐が拍車をかけさらに傾き度合いを増してしまいました。
それで今日は、木の頭がもっとも重たくなっている部分をとりあえず軽くして、応急処置でこれ以上傾かないようにしました。
……といっても、結局根元から傾いているのがさらに進行したわけで、上の枝をほとんど取り除いて一度木をリセットしても、いつかまた同じように傾くのかもしれません。
もともとウチの庭は風が強く吹く土地にあって、しかも地中には年中モグラの坑道が広がり木が傾きやすいです。
これは、なにもウチの庭に限ってのことではなく、なので少々の傾きは想定の範囲内の出来事です。
ところが経験のない嵐がやってきたおかげで、庭木についても、さすがにローメンテナンスを重視しなければキツイよなぁ〜と思った次第です。

お話ついでに、こちらは塩害でグッタリとなったシュウメイギク。
耐潮性が高くない草花は、海水まじりの雨を浴びてクシャクシャになっていまして、その量が多かったので心が少々冷えました。
ここは沿岸部なので、ごくたまに暴風にのって海水のミストが振りまかれることもあるのですが、こんなにもたくさんの庭の草花が塩害にやられてしまったのは始めてかも。
たしかに今回、真夜中の暴風雨の最中は、あたりに海の匂いがたちこめていたので、塩害で枯れる植物がいるだろうと予測してはいましたが……。
で、山野草系はその名の通り軒並みOUT、自然のキビシさを改めて思い知ったところです。
そのぶん、ベランダや庭の金魚たちは、まるで塩水トリートメントの恩恵にでもあずかったみたいに、朝から大フィーバー。
庭の惨状を見て、やるせいない気持ちになっているときでしたので、めっぽう元気な金魚たちに癒されました。
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