歯を切りに/シニアウサギ2018/10/02 19:33

このところ次から次に色んなことが起きてしまって、出来事が起きたタイミングでお話をしそびれています。

そんなわけで、今日は、先週の半ばにウサギのフィーくんをダッシュで獣医さんに連れて行ったときのお話です。

 

なぜ獣医?

朝の餌の時間に、昨夕のペレットを少し食べ残していると思っていたら、その日の夕方にはペレットをほとんど食べずじまいで、明らかにトラブルが発生だとわかりました。

こういうときは、毛が混じった糞がないか確認して、もし飲み込んだ毛でいつもの腹痛が起きているなら、常備薬を飲ませて様子を見れば終了です。

けれど、スノコの下に落ちている盲腸糞(食糞用の栄養価の高い糞/基本的に食べきる)があまりにも多すぎましたので、いったい何事かと驚きまして、フィーくんをひっつかまえてチェック。

すると、口の片側が少しヨダレで濡れていて、しかも、時々口をクチャクチャ言わせていました。

歯が悪くなったのかな〜〜と思いつつ、即、獣医さんに連絡して病院へ行くことに。

その日は夕方前から雨が降りだしたので、フィーくんが濡れないようにキャリーケースにカバーをして、カッパを着て原付で走って行きました。つくづく、かかりつけの獣医が近所だと助かりますね。

 

……それで結論は、一方の臼歯(うすば)がほんのわずかに伸びていて、それが舌にあたるのが不快だった、ということでした。

 

あまりにもチビっと伸びていただけなので、獣医:「この程度でも気にする子は痛がるのでしょう。でもこれくらいなら、気にしない子は気にせず餌を食べます *** とりあえず、舌に当たっているかも知れない箇所を切ってみて、それで普通通りにご飯を食べ始めたら、歯が原因だったということになりますね。様子をみましょう〜」

 

で、プチっと切ってもらったら即座に食欲が戻って、よく食べよく飲み盲腸糞も完食。

 

翌日、愛猫のワクチン接種の日でしたので、また獣医へ行った折に、

「ウサギの食欲は戻りましたか?」と尋ねられまして、「モリモリ食べています」と返事。

「では、やっぱり歯が原因だったのですね」……一ということで、一件落着〜。

 


飼われているウサギは8〜10年ほど生きられると言われています。

このあたりは生きものなので寿命には個体差があると思いますが、フィーくんは7年目に入ったあたりから少しずつ足腰に年齢が出始めたので、餌やサプリを変えたり、夏や冬の対策を早めにとったりと、以前よりお世話に気を使うようになっています。

ペレットもシニア用からスーパーシニア用に移行を済ませたばかり。

そして今回、通常の咀嚼(そしゃく)で削れるはずの臼歯が、いつも通りの減り方をしなかった……という事態になって、 “老化でアゴの力が弱くなってくる云々” という話を獣医さんとしました。

 

こうなると、ペレットから得られる栄養よりも、臼歯を使って美味しく食べることのほうが重要になるので、毎日ペレットの適量を計ってやりすぎないようにして、食べる牧草の量が増えるように仕向けました。

 

これでとうぶん大丈夫。

臼歯も咀嚼でちゃんと削られるでしょう。

ふと、牧草スルーのチンチラ(小動物)の臼歯のほうが心配になったほど。

そんなわけで、怒りん坊のフィーくん、少し神経質なところがあるおかげで、ささいな不具合に過敏に反応し、こちらも小さな変化をキャッチすることができました。


早めに対応できてよかったです。