アリドオシの実が赤くなりました2019/02/28 14:55

アリドウシ(一両)の実が色づきはじめたのは1ヶ月くらい前? 

葉にまぎれるようにくっついていた白っぽい実のなかに、ゆっくりながら、赤い色の実が見られるようになって、気づくとどれもこれも赤色になっていました。

 

地味でマイナーな日陰の低木ですし、トゲがすごくて、ガーデン用の手袋ではグサグサきますが、個人的にはかなり気に入っています。

小さなツヤのある葉っぱ、優れた耐陰性、チラチラと咲く白い花にかわいい赤い実……まぁ、まだ小さな鉢植えの状態なので、こういうことを言っていられるのは今のうちかな〜。

いずれ地植えにしたら、必然的に木が地面に近づいて全体の位置が低くなるので、なんとなくトゲにグサグサ刺される割合が上昇しそうな気もいたします。


でもこれは、「トゲが強烈で扱いにくいけれど花が素敵なバラ」だと思えば許容範囲。


メンテ中にトゲに邪魔されてイラ〜ッとくるのは、たまの手入れのときだけで、今のところアリドウシは2年ノーメンテ状態→成長が遅く土をあまり選ばない→なんだかんだ言ってラクして鑑賞させてもらっています。(いずれ ”お手入れ苦労日” に見舞われるようになる)

日陰が多い庭の、絶大な期待を背負う羽目になったアリドウシは、目下、建物の影に入るせいで暗くなる玄関先で “縁起物係り” を実践中。

アリドオシの赤い実は、玄関先に訪れた人の関心をひいていますが、なぜか野鳥の目はあまり引いていない様子で、長い間、実をつけたままの状態を鑑賞できます。

 

ちなみに昔の庭では、アリドオシを千両や万両と一緒に植えれば、「千両万両アリドオシ〜」(一生お金に困らない)の縁起担ぎとして、よく植えられていたそうです。

なるほど、「それいけ長者様」って言いたくなりますね。

 

……で、そのダジャレっぽい語呂合わせによる縁起効果を狙ったわけではありませんが、庭には、勝手に生えてきたものも含めて、十両・百両・千両・万両という具合に、なぜかオールメンバー揃っていたりします。(アリドオシは一両)

とくに万両は野生動物が種を運んでくるのか、庭の方々から生えてくるので、コレを育てるだけで万両がいっぱい……。子どものようなピュアな希望がわきそうです。


そんなわけで、いずれ玄関先に、縁起担ぎ連合を並べて植えて、お金がどこからか湧いてくる幻想に溺れるのもいいな…………アリドオシが背負う期待はいっそう重たくなりましたとさ。