ヤマアジサイ#2/クレナイ、津江コテマリ、乙女の舞、伊予獅子テマリ、緑星テマリ他 ― 2020/06/19 16:28
昨日に続いてヤマアジサイ・・・その2です。
ヤマアジサイの良いところは、地植えにして成長しても比較的こじんまりした小低木におさまること、扱いやすい木であること、鉢植えでコンパクトに育てる場合は和の趣を楽しめる枝ぶりになる品種が多いこと・・・が個人的にTOP3にあげられると思います。
反対に、気を使うところといえば、鉢植えの場合は夏場の水切れに注意が必要なこと(水やりが朝夕必須な時期も)でしょうか。
花後の花ガラ摘みを兼ねた選定は、アジサイに限らずバラでもクリスマスローズでも行うとような一般的な管理なので、ヤマアジサイは慣れてしまえば難しくない植物だと思います。(慣れるまでは“水切れ&蒸れ”で弱らせ枯らしてしまう経験も多少積みます)


こちらはクレナイの咲き始めの頃です。今年も咲きました〜。

だんだん色が濃くなってきて・・・

最後には真っ赤に、この紅(クレナイ)色が独特の色でハマってしまうのですよね。

赤い花にそれほど興味がなくても、ヤマアジサイのクレナイだけは庭に欠かせない紅い花になっています。
このクレナイに名前と色で似たような印象を抱くアジサイに、ベニガクがあります。


ベニガクは、クレナイほど真っ赤にはならないまま花が終わります。
木も、クレナイの方が小さめで丸っこくて横にふわっと・・・、ベニガクはスラッと伸びる感じで放っておけば背丈が1,2メートルくらいにはなるかなぁ。(植える場所にもよるはず)
それぞれ魅力があります・・・あとは好みです。

今夏も爽やかに津江コテマリ(ツエノコテマリorツエノコデマリ)が咲きました。

せっかくなので、最初の頃の様子もひとつ。

絵本の中の水のような青さと、小さくてフワフワとしたテマリは、いつ見てラヴリ〜です。
これ見たさに1年間、世話をしている・・・と思うとスゴイ執念を感じます。

少し終わりかけの頃の様子です。
毎度のことですが、青色は見たそのままをカメラに撮るのが難しい・・・ので、やっぱりアジサイの青は、じかに見に行くのがいちばんですね。

こちらは庭植えの乙女の舞。(↑最初の頃の淡い花いろの様子)
何年たってもコンパクトサイズのままで、花の数もどちらかというと少なめです。

今になって思うことは、植物同士のスキマを埋めるために植えることができたら、もっとこの乙女の舞が持っている特長を活かせてステキだっただろうに・・・ということ。まぁシロウトだけに、何事もやってみなければわかりませんよね。

伊予獅子テマリです。(↑色づき始めの頃)

ある程度花の色がのっかった頃、青や黄色や桃や紫と不思議なグラデーションでファンタジックに変身。これもいいですね〜・・・。
なるほど、同じ丸いボンボンでも伊予獅子テマリの形は、金魚のシシガシラみたいに、獅子のヘアスタイル(?)を思い起こさせますね。今年の伊予市市テマリは、元気が良くてたくさん花が咲き、色の変化も十分楽しむことができました。

これは緑星テマリ。テマリの中に緑色の星型がまじるので、そのような名前なのかな? 花全体も金平糖みたいなので、星型のテマリの中に緑の星もチラッと見える、スターなヤマアジサイでございます。

どちらかといえば枝がスラッと上に伸びるので、スリムにスッキリ収まるように余分な枝を間引きながら管理しています。不揃いの金平糖が枝先で弾けているような姿が、なかなかオシャレだったりします。
ヤマアジサイ三昧、梅雨たけなわ、雨がもたらす変化が楽しい時ですね。でも、昨今はシトシト・・・ではなく豪雨になることもあるので雨の降りかたには気をつけたいですネ。
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