冷やし金魚中: 生きもの見聞録

冷やし金魚中

このところの気温の乱高下は凄いですね。もう、ジェットコースターです。

けれど、水瓶や水槽の水は、直射日光にでもあたらない限りゆっくり温度が変わりますから、水槽内は適度な“水加減”になっている様子です。

最近の金魚たちは快適そうで、夏場の、水槽内でまったり壊れていたのがウソのよう。この３～４週間はピロピロ活発に泳ぎ回り、水面をジャブしますから、水槽のフタの隙き間を塞がないと水びたしになります。

早朝でも人影を察知すると、まるで鯉のように「エサもらう」アピールのために急浮上、食欲も旺盛でございます。

いつものことですが、
春と秋は、大胆なほうの金魚が、気弱なほうの金魚を押しのけてエサを独り占めしようとする、ということを、いちいち思い出す季節となっています。

この二尾、黒と赤、情熱的なカラーの・・・その名は「空と海」くー・かい、と申します。
二尾合わせて“空海”とまあ、響きが高尚ですこと。

クー（黒）とカイ（赤）は、人間的な見方をすれば、泳ぐ時も休む時も、いつも体を寄せ合っている“仲良しさん”に見えるのではないしょうか。きっと、心が愛くるしい人には、微笑ましい光景に見えるに違いありません。

けれど、おそらくの話しですが、現実はもっとドライなものだと思います。
日中の金魚さんたちは、運動しているか寝ているかのどちらかですが、二尾でワキワキ動いているときは、

☆どちらも鬼っぽい感じで右回り！左回り！と激しく追いかけ回し合っている
☆上から押さえ込み、その上から押さえ込み返し、激しくもみあって、永遠に終わらない“マウンティング風の何か”をしている

・・・合戦モードのような気がいたします・・・

いずれにしろ、二尾ともスポーティーですね。
同性同士（たぶん♂×♂）で、面白可笑しく張り合っている者同士みたいです。

写真は、睡眠中のクー＆カイ。
寝るときは昼でも夜でも大抵、寄り添っています。