コーネリアの魅力が増した春 ― 2016/05/09 19:50

植えた場所は、家の西南に面した明るい壁際で、昼が過ぎてしばらくしてから、太陽が差してくるようなところです。
すぐ側でクレマチスのアーマンディがはびこっている最中で、少しその影に入っていますが、コーネリアに必要な日照条件は満たしている様子。成長スピードは早いようなので、案外早く、アーマンディの影から脱出しそうです。
その証拠に、コーネリアは植え替えて間もなくニョキニョキと枝を伸ばし、つやつやの葉を茂らせ、なかなか勢いがいい。
しかも今春に咲いた花は、鉢植えの頃に比べると咲き始めの花の色が濃いピンク色で、発色が良いぶん、ますます軽快&元気に見えます。
という具合に、全体的に生き生きしていて、今のところ順調・・・というより、今年はそんなに咲かないだろうと思っていたのに、鉢植えの時とほぼ同じペースで咲くので、強健さに感心しています。
たとえば、同じようなつる性のバラである「ア・シュロップシャイア・ラド」は、地植えにして以来、枝は大して伸びず、葉もほとんどつかず、昨年は丸裸の1年を過ごしました。
ただの枯れ枝にしか見えない何かとして、月日を過ごしたシュロップシャ〜は、今年になって、やっと葉をつけていられるまでになった状態です。
とりあえず今春、嬉しいことに “初ツボミ” を1つだけつけたので、期待半分に見守っていたところでしたが、結局、虫に食われて花は無理。
こちらが虫忌避剤がなぜか効かなかった、初ツボミの様子・・・虫食いにあった部分が茶変してしまいました。

というくらいに、環境に馴染むか否かと、ハラハラさせられるバラに比べると、コーネリアは適応力が元から高いらしく、元気印の代表格のようなバラだったようですね。
難しいバラにしごかれるばかりでは、バラ初心者としてはモチベーションが下がる一方なので、こういう単純で軽快なバラがいてくれると助かります。
さて、庭にもっと華やか系の花を増やそうという計画で、昨年末から年明けにかけて、追加で新しいバラを購入いたしました。
そのバラたちがそろそろ咲き始めているので、せっかくですし、写真に撮りました。
(今回の開花はバラ屋さんのお力です/こちらは虫忌避剤の散布をしている程度)

こちらはスノーグース。おとなしい雰囲気の小ぶりなバラが次々と小止み無く咲いています。仕立て方や、一緒に合わせるバラにこだわるならば、ハイレベルな挑戦になりそうです。

こちらはアイスバーグです。このバラは大きめの植木鉢に植えて育てえみたらどうだろう・・・と、咲いている様子を見ながら思いました。

最後にキューガーデン。たくさんツボミはあっても、まばらに咲いているせいで、まだ充実感はありません。これから年月をかけて上手に育てられれば、きっと、可愛い花が賑やかに咲いてくれる? 香りのする花の上をゆっくりキリギリスが横切っていったので、一緒に写真に撮りました。
う〜ん・・・・・・・・・。
新人バラの中に、派手にぱっと咲きそうなバラは、混じっていないような気がしてきました。・・・結局、庭の条件と好みと栽培能力をマッチングさせる限り、選ぶバラは金太郎飴化するのかもしれません。
いえ、まだ脱・金太郎飴化の可能性は残されています、たぶん。
実は、これから咲く赤系の新人バラがいるので、派手なガーデン演出への期待は、その原色バラに一手に引き受けてもらえるかも。
・・・おとなしい咲き方だったような覚えもありますが、赤は赤だ、きっと異色のはずです。
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